|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ カー : [かー] 【名詞】 1. car 2. (n) car
スニーカーネット(英語:)とはコンピュータネットワークで用いられる用語の一つ。複数台のコンピュータ間におけるデータを通信ネットワークを介してやり取りするのではなく、リムーバブルメディアやHDDに保存したデータをスニーカーを履いた人間を介してやり取りする。 複数台のコンピュータがあるにもかかわらず、通信ネットワークが導入されていない状態を揶揄する言葉として主に使われるが、通信ネットワークを介するには巨大すぎるデータを宅配業者を介してやり取りする場合など、スニーカーネットに頼る方が適切な場合もある。 == 概要 == 複数台のコンピュータがあっても、通信ネットワークが導入されていない状態をスニーカーネットという。この言葉はあるコンピュータから別のコンピュータにデータを送る必要ができたときにフロッピーディスクやMOなどを持った人間が走り回っている状態を皮肉って「スニーカーを履いた人間を媒介にしたネットワーク」という意味でつけられた。 いつまでもネットワークを導入しない旧態依然としたコンピュータの利用状況に対する揶揄として使われることが多いが、経済的な事由や大容量データを送受信するための環境が整っていない場合などに仕方なく使用されることもある。特に印刷、出版業界では扱うデータ容量が大きいため常時接続が一般化するまでは、人の手によるデータの受け渡しを行っていた現場が多く存在した。また、放送業界では、番組を録画・録音したテープなどの媒体を物理的に受け渡すことを指してテープネットと呼ぶ。プレスライダーのように、速報性を重視する報道分野では一刻を争うために専門家も雇用された。 セキュリティの分野でもスニーカーネットは重要な観点である。外部からの攻撃に対するファイアウォールの設定は万全であっても、ネットワーク内部の人間がUSBメモリなどを使用してデータを外部に持ち出す可能性を考慮していなかったため、情報漏洩に発展した事件も多い。個人情報漏洩に関連して、名簿業者への販売を意図してデータセンターから顧客データを持ち出したケースや、作業用ないし保管用にと書類データを入れておいた記憶媒体が盗難に遭ったケースが報じられている。 なお、保安上の理由から外部とのコンピュータネットワークと完全に断絶させたシステムというのも存在し、これらでは依然として物理メディア(記憶媒体)の搬送によってデータを利用したり外部からコンピュータプログラムを取り込んだりする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スニーカーネット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|