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スパッツ : ウィキペディア日本語版
スパッツ

スパッツ(spats)とは、下着またはボトムスの一種である。
伸縮性のある素材でできた、腰から脚までにぴったりとフィットするズボンまたは、タイツ状の衣類の総称である。
== 概要 ==
タイツの足先部分がない形状をしている。レギンスと呼ばれることもある。
スポーツ以外の日常的な場面で着るためのスパッツは女性向けの衣類であるが、2008年ごろからは、コレクションにてコム・デ・ギャルソンなどのブランドからメンズ・スカートなどと共に男性用の衣料として発表され、男性にも浸透しつある。タイツストッキングと同じような素材で作った股引(ももひき)のような衣類とも言える。
これらは下着から発展したもので、1980年代中頃からボディラインを強調したファッション(ボディコン)の流行によりアウターとしても注目を浴びるようになった。さらに1990年代においては、女子小学生の間で、丈の長いTシャツに、膝丈の光沢スパッツを合わせるファッションが大流行した。光沢感のあるスパンデックス繊維のスパッツが特に人気であったが、綿素材などのスパッツも流行した。色も黒だけではなく、ピンクなど明るい色を基調としたものや、ロゴが入ったものなど、さまざまなスパッツが大流行した。
現在ではミニスカートショートパンツの下に長いスパッツを組み合わせるなど「見せる下着」に戻った着用法も見られる。逆に下着が見えないように短いスパッツをスカートの下にはく女性も多い。この着用の仕方は中学生から高校生を中心に10代の女子が制服スカートの下にパンチラ防止としてはくという用途が最も多い。実際にその年代向けに「下着隠し」とした商品も販売されている。
日本ではよく見かけるが、今日の欧米ではそれほど一般的なものではない。またタイツの意味で使われたり、これにオーバースカートつきの「スカッツ」なるファッションが現れたりして、混同しやすい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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