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スパルヴィエロ級ミサイル艇 : ミニ英和和英辞書
スパルヴィエロ級ミサイル艇[すぱるう゛ぃえろきゅうみさいるてい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きゅう]
  1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade 
ミサイル : [みさいる]
 【名詞】 1. missile 2. (n) missile

スパルヴィエロ級ミサイル艇 : ウィキペディア日本語版
スパルヴィエロ級ミサイル艇[すぱるう゛ぃえろきゅうみさいるてい]

スパルヴィエロ級ミサイル艇()は、イタリア海軍が運用していたミサイル艇の艦級。設計名はソードフィッシュ。また2番艇以降は、ネームシップの運用実績をバックフィットして改設計されており、特にニッビオ級と称されることもある。
== 来歴 ==
イタリアは、20世紀初頭の水中翼船研究の偉人であるエンリコ・フォルラニーニ教授を輩出したという素地もあり、早期から水中翼船の軍用利用に注目していた。戦後、イタリア海軍では在来船型の哨戒艇や魚雷艇の研究が進められていたが、1964年に、イタリア政府の研究部門と、民間向け水中翼船の建造を手がけていたカルロ・ロドリゲス社、そしてアメリカ合衆国のボーイング社によるコンソーシアムであるアリナヴィ(Alinavi)社が発足すると、これらは全て中止され、水中翼船型の採用に転換された〔。また1960年代後半、ワルシャワ条約機構軍が保有する大量のミサイル艇に対抗する必要から、北大西洋条約機構(NATO)各国でミサイル艇を共同開発する構想が生じた。当時、ソビエト連邦が水中翼船型の1141型小型対潜艦を建造していたこともあり、高速性・機動性の要請から、この計画でも水中翼船型が採択されることになった。このことから、計画名はNATO PHM(Patrol, Hydrofoil, Missile)とされ、1972年11月、イタリアのほかアメリカ合衆国・ドイツの3国協同による開発がスタートした。
しかし、NATO PHM計画艇は250トン型とかなり大型であり、高コストが予測されていた(後に同計画に基づきアメリカ海軍で建造されたでは、1975年の時点で建造価格160億円となっていた)。このことから、イタリア海軍では、既により小型の50トン型ミサイル艇の設計を行っており、1971年より建造を開始していた。この50トン型ミサイル艇は、ボーイング社がアメリカ海軍の依頼で開発した「トゥーカムカリ」を参考にしており、上記のアリナヴィ社によって設計された。これによって建造されたのが「スパルヴィエロ」であり、その完成と同年の1974年にはNATO PHM計画から脱退した〔。
当初計画では、「スパルヴィエロ」を含めて8隻の建造が予定されていたものの、未知の部分が多かったことから実用艇の建造は取りやめられ、同艇を用いた運用データの蓄積が進められた。これを踏まえて、1975年の海軍法で改良型6隻の建造が盛り込まれ〔、これらは1977年より順次に起工、1982年から1984年にかけて就役した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スパルヴィエロ級ミサイル艇」の詳細全文を読む




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