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スピカ級水雷艇 ()は、イタリア王立海軍が運用していた水雷艇の艦級。32隻が建造された。厳密には、原型とクリメネ(Climene)、ペルセオ(Perseo)、アルチオーネ(Alcione)の4つのサブクラス(グループ)に分類される。 == 概要 == 1930年代初頭、イタリア海軍は、当時保有していた旧式の水雷艇を600トン級の新型艇で更新することを決定した。これは、この排水量であればロンドン海軍軍縮条約の保有数制限を受けないことによる判断であった。ただし、本級の設計は優れたものではあったものの、駆逐艦の発達によってこの種の大型水雷艇の戦術価値は大きく損なわれてしまった。護衛艦としては優秀になりうると考えられていたが、その用途で求められる対空・対潜兵器は比較的弱体であった〔。 第二次世界大戦にイタリアが参戦する直前の1940年、スピカとアストーレの2隻がスウェーデン海軍に売却された。この2隻は、ローマの建国神話において古代ローマの建国に寄与したとされる双子の兄弟にちなんで、それぞれがロムルス(旧スピカ)とレムス(旧アストーレ)に改名され、ロムルス級駆逐艦として1958年まで運用された。 イタリア海軍に残存し第二次世界大戦に参加した30隻の内、23隻が戦没した。 また大戦後、イタリア共和国憲法体制下のイタリア軍事海軍において、本級のうち7隻が再就役した。これらは1950年から1952年にかけて高速コルベットとして改修された(北大西洋条約機構のペナント・ナンバーとしてはフリゲート扱い)。改修内容の細部は各グループで異なるが、いずれも47口径100mm砲は撤去して40mm機銃を搭載しており、またヘッジホッグ対潜迫撃砲や新型のレーダーなどが搭載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スピカ級水雷艇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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