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スペースシャトル外部燃料タンク(スペースシャトルがいぶねんりょうタンク、Space Shuttle External Tank, ET)は、アメリカ合衆国の宇宙船スペースシャトルの、燃料の液体水素と酸化剤の液体酸素を搭載する容器である。発射の際には、ここから軌道船の3機のメイン・エンジンに燃料と酸化剤が送られる。外部燃料タンクは発射からちょうど10分後、メイン・エンジンが停止された後に切り離され大気圏に突入し、ほとんどの部分が強烈な空気抵抗と熱によって分解・消滅する。固体燃料補助ロケットとは違い、再使用されることはない。燃え残った部分は、船舶の航路からは離れたインド洋上に落下する(軌道への直接投入が行われた場合は太平洋上になり、こちらの方式も利用可能である)。 外部燃料タンクは飛行のたびに投棄されているが、軌道上で再使用することは可能で〔 http://www.astronautix.com/craft/stsation.htm astronautix.com (NASA Report, ''Utilization of the external tanks of the space transportation system'' http://ntrs.nasa.gov/archive/nasa/casi.ntrs.nasa.gov/19940004970_1994004970.pdf) 〕、国際宇宙ステーションの居住区や実験区画に改造したり、火星などへの惑星間飛行をする際の宇宙船の燃料タンクとして利用したり、あるいは軌道上で人工衛星を製造する際の資材として活用するなどの案が出されている〔。 == 概要 == 外部燃料タンク(以下ETと記述)はシャトルを構成するパーツの中では最も大きな部分で、また燃料・酸化剤を搭載した際には最も重くなる部分でもあり、以下の三つの要素から構成されている。 * 前部液体酸素タンク * 電子機器のほとんどを搭載する、中間部非加圧タンク * 後部液体水素タンク(ここが最も巨大になる部分だが、水素の比重が軽いため重量はそれほどにはならない。) ETは発射の際にはシャトルの「背骨」となる部分であり、固体燃料ロケット(SRB)や軌道船をここで支えている。SRBとは前部接続点(中間部タンクで交差梁を使用)および後部支持梁で接続し、軌道船とは機首部1箇所および機尾部2箇所の支柱で接続している。また後部支持梁の中には、軌道船との間で燃料・ガス・電気信号および電力をやりとりするコードやパイプが通っている。軌道船とSRBの間で交わされる電気信号を伝えるケーブルも、この中を通っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スペースシャトル外部燃料タンク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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