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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
スポリア・オピーマ()とは、古代ローマの軍人が受けた最高にして最も神聖な栄誉・勲章〔リウィウス『ローマ建国史』第1巻第10章〕〔プルタルコス『対比列伝』ロームルス伝〕。他部族の王もしくは最高指揮官を一騎討ちで倒したローマの軍人(正式には最高指揮官)に認定され、相手の将軍からはぎとった鎧そのものを勲章とし、主神ユーピテル、特にカピトリヌスの丘に祀られるユーピテル・フェレトリウス()という神格に奉献された〔〔。 公式にこの栄誉を顕彰された軍人は、伝説を含めてもわずか3人で〔〔、実在が確実な人物は紀元前3世紀の「ローマの剣」マルクス・クラウディウス・マルケッルスただ一人である。公的には認知されていないものの、紀元前1世紀のマルクス・リキニウス・クラッスス(同名の大政治家の孫)も同様の功績を残している〔カッシウス・ディオ『ローマ史』第51巻第23-24章〕。 == 語源 == スポリアは戦利品を意味するが、付属するオピーマという語の正確な意味は当のローマ人にも不確かだったらしく、ウァロによる「貴重な(opes)戦利品」という説が最も有力であるが、歴史家プルタルコスは「武勲(opus)による戦利品」のほうが妥当だとしている〔。 ユーピテル・フェレトリウスという神格についても異説があり、プルタルコスは、敵を雷電で「打ち破る」(ラテン語:ferire)神としてのユーピテルを称えたのだという説と、スポリア・オピーマが「戦車」(古代ギリシア語:pheretron)で運ばれることに言及したのだという説を挙げている〔プルタルコス『対比列伝』マルケッルス伝〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スポリア・オピーマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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