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スリルショー[ちょうおん]
スリルショー (''Thrill Show'') とはアメリカ合衆国生産、フランス、アメリカ調教の競走馬である。おもな勝ち鞍はハリウッドダービー。競走馬引退後、種牡馬として日本に輸出され供用されたのち、中国へ輸出された。半弟にアメリカG3ピルグリムステークスの優勝馬で、やはり種牡馬として日本に輸出されたデイヴィッズバードがいる。 == 経歴 == 1986年2月、サンクルー競馬場でデビュー。初戦から3連勝で重賞制覇を果たすと、次いでG1ムーラン・ド・ロンシャン賞に出走。イギリスのマイル女王ソニックレディの2着となった。このあとアメリカ人馬主にトレードされ、チャーリー・ウィッティンガム厩舎に転厩。ブリーダーズカップ・マイルに出走したが9着に敗れた。しかし続くハリウッドダービー〔分割競走であった。〕で勝利し、G1初制覇を果たした。翌年もアメリカで走り、G2アーケイディアハンデキャップで前年のブリーダーズカップ・クラシック優勝馬スカイウォーカーを破ったが、この年挙げた勝利はこの1戦のみで残る4戦はすべて着外となり、6月のハリウッドゴールドカップ6着を最後に競走馬を引退した。 競走馬引退後は、日本の社台グループによって購買され来日、北海道のブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて繋養。初年度産駒から重賞2勝のマイスタージンガー、大井で活躍したナイキゴージャス、皐月賞3着のスタントマンらを輩出し、その後もGIレースの優勝馬こそ出なかったものの安定した勝ち上がり率を保ち、中堅種牡馬として一定の活躍を示した。しかし 1999年にシンジケートが解散され、翌2000年10月、メジロアルダンと19頭の繁殖牝馬および1頭のポニーとともに、北海牧場が中国・北京に設立した〔出資者には社台グループも名を連ねており、スリルショー以外に4頭の繁殖牝馬が提供された。〕北京龍頭牧場に寄贈された。しかし2005年9月に北海牧場がダーレー・ジャパンに買収されたことにより、現在同場の運営についての詳細は伝わってきておらず、スリルショーの動向も不明である〔メジロアルダンは2002年に心臓発作により死亡している。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スリルショー」の詳細全文を読む
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