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スレチコ・コソヴェル : ミニ英和和英辞書
スレチコ・コソヴェル
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


スレチコ・コソヴェル : ウィキペディア日本語版
スレチコ・コソヴェル

スレチコ・コソヴェルSrečko Kosovel)() は、スロヴェニア詩人批評家エッセイスト。(1904年3月18日セジャナ(Sežana)生まれ‐1926年5月27日トマイ(Tomaj)没)
==生涯==
 スレチコ・コソヴェルは、母カタリナ(Katarina)と父アントン(Anton)の間の5人の子供の末っ子として生まれた。父親はヴィパウスカ・チュルニツェ(Vipavska Črnice)出身の教師で、母親はコバリド(Kobarid)近郊のスジド(Sužid)の出身。
スレチコが生まれてすぐに、コソヴェル一家はドレニ・クラス(Dolenji Kras)地方にあるプリスコヴィツァ(Pliskovica)へ引っ越した。これは父親が当局に睨まれていたことが原因だったが、一家はその地に長く留まることはなかった。1908年には学校に通うためにトマイへ引っ越した。スレチコもそこの小学校に通学した。
 スレチコ・コソヴェルの最初の著作は11歳のときに児童向けの雑誌ズヴォンチェク(Zvonček)に投稿したトリエステの街を描写した作品であった。幼少期にはそこに何度も出かけており、コソヴェルの心の中では重要な位置を占めている。スレチコ・コソヴェルにとっては芸術が常に関心の的であった。父親は合唱団タンブラの合奏団の指揮者を勤め、賛美歌ミサのための歌曲を作曲し、姉のカルメラはピアノ、スレチコはヴァイオリン、兄のスタノは歌の作詞を手がけていた。コソヴェル一家はトリエステの劇場コンサートに足しげく通ったりトリエステの友人や知人の家を訪ねたりした。またこの友人たちもトマイのコソヴェル家をよく訪れた。
スレチコは、1916年に小学校を卒業した後リュブリャーナのレアルカ(旧制中学校)へ入学した。そこでの教育に使用されていた言語ドイツ語であった。
 コソヴェルは、中学校で文学サークルや校内新聞の出版活動を開始し、雑誌レパ・ヴィダ(Lepa Vida)を創刊して多くの若者の心を掴んだが、負債が重なり廃刊を余儀なくされた。1920年には生涯の親友となるルドヴィク・ムルゼル(Ludvik Mrzel)と出会う。同年トリエステの国民会館に火を放ったイタリアのファシスト政権に対して憤りを持って決然と抗議した。1922年にレアルカを卒業後、リュブリャーナ大学哲学部においてスラヴ学ロマンス学教育学専攻した。当時コソヴェルはノヴォ・メスト(Novo mesto)で1921年に創刊された前衛的な雑誌トリイェ・ラブディ(Trije labdi)の出版にも携わっていた。また、リュブリャーナやザゴリエ(Zagorje)では労働者を対象に劇や文学の夕べを開催するサークルも立ち上げた。1925年にはサークル仲間たちと共に雑誌ムラディナ(Mladina)を購読した。さらにズラティ・チョルン(Zlati čoln)という短編集も構想していたが、出版されることはなかった。
 1926年2月末頃ザゴリェへ移動する際、深夜に列車を待っていたため風邪をひいて病床に伏し、その後すぐに回復したかのように見えた。復活祭休暇には家族の住むトマイへの帰省がかなったが、そこで病がぶり返し症状もさらに悪化した。1926年5月27日、髄膜炎敗血症により他界する。コソヴェルの遺体はたくさんの花とともに埋葬され、リュブリャーナから駆けつけた友人らによってスロヴェニア国家を表す三色旗のリボンのついた花束も手向けられた。このことはイタリア政治家によってが暴かれたことで明らかになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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