|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 級 : [きゅう] 1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade ・ 軽 : [けい] 1. (n,pref) light ・ 巡洋艦 : [じゅんようかん] (n) cruiser ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship
スヴェトラーナ級巡洋艦(ロシア語:クリイスィラー・クラーッサ・スヴィトラーナ)はロシア帝国で計画された軽巡洋艦のシリーズのひとつ。しかし、帝政時代には完成せず、ソ連海軍で使用された。 艦級は、1番艦の艦名からの名称による。1番艦の名称の由来となった「スヴェトラーナ」は現在も人気のあるスラヴ系の一般的な女性の名前であるが、スラヴ圏の人名が基本的にすべてそうであるように、これもやはりキリスト教の聖人の名前である。人名スヴェトラーナについてはスヴェトラーナに詳しい。 なお、日露戦争時にも日本海海戦に参加した同名の艦艇があったが、このページで扱うのはそれとは別物。スヴィェトラーナの名前は幾度となくロシア艦船の艦名に採用されている。''クリイスィラー・クラーッサ・スヴィトラーナ)はロシア帝国で計画された軽巡洋艦のシリーズのひとつ。しかし、帝政時代には完成せず、ソ連海軍で使用された。 艦級は、1番艦の艦名からの名称による。1番艦の名称の由来となった「スヴェトラーナ」は現在も人気のあるスラヴ系の一般的な女性の名前であるが、スラヴ圏の人名が基本的にすべてそうであるように、これもやはりキリスト教の聖人の名前である。人名スヴェトラーナについてはスヴェトラーナに詳しい。 なお、日露戦争時にも日本海海戦に参加した同名の艦艇があったが、このページで扱うのはそれとは別物。スヴィェトラーナの名前は幾度となくロシア艦船の艦名に採用されている。 == 概要 == スヴェトラーナ級軽巡洋艦は、1912年から1916年にかけての海軍造船強化プログラムの一環で発注された。これは、ロシア帝国海軍にとって初めての軽巡洋艦となるものであり従来の装甲巡洋艦と防護巡洋艦などの偵察艦の代替となることが計画された。そのため、この軽巡洋艦には戦艦戦隊に協力する偵察任務や海軍歩兵部隊に対する協同任務への使用が予定された。設計に際しては、セヴァストーポリ級戦艦やイズマイール級巡洋戦艦、ノヴィーク級駆逐艦との共通化が図られた。 のち、計画には変更が加えられた。主なものとしては、タンクの形状に揺れを制御するスタビライザーが加えられ、また水上機2 機も搭載するようになった。 スヴェトラーナ級軽巡洋艦は、良好な航海性能と強力な火器兵装を有していた。しかしながら、第一次世界大戦開戦後、イギリスに注文していた装置と物資の調達の混乱のためで建設は長引き、1917年末まで完成しなかった。そうこうするうちにロシア革命が発生し、新型艦の完成は絶望的となった。完成した一部の艦艇はウクライナ国や白軍によって接収され、一部は戦火のうちに失われ、また一部はボイコットにより座礁させられた。 ロシア革命とそれに続くロシア内戦によってソヴィエト政府が旧ロシア帝国領の大半を手にしたが、その国家の経済体制は大きく損なわれていた。それに加えて、ソヴィエト政府の指導者の何人かが海軍を嫌っていたことは、内戦で打撃を受けた艦隊の復興へマイナスの影響を及ぼした。建造されていた8 隻のスヴェトラーナ級軽巡洋艦の内、わずか2 隻だけが元の設計に基づき完成され、戦列に加えられることが決定された。即ち、バルト艦隊へプロフィンテルン(スヴェトラーナから改称)、黒海艦隊へチェルヴォーナ・ウクライィーナ(アドミラール・ナヒーモフから改称)という1 隻ずつの配備である。この他に、クラースヌィイ・カフカース(アドミラール・ラーザレフから改称)とヴォロシーロフ(アドミラール・ブタコーフから改称)の2隻が、18 cm単装砲を装備する設計に変更され建造されることになった。プロフィンテルンはバルト艦隊に配備され、のち黒海艦隊へ配置換えとなった際にクラースヌィイ・クルィームへ改称された。しかし、ヴォロシーロフは78号計画に従い練習巡洋艦として完成させる計画があったが完成せず、繋留されたまま独ソ戦を迎え、レニングラートが包囲攻撃された際に撃沈された。 他にアドミラール・スピリードフとアドミラール・グレーイクの2隻がディーゼル燃料のタンカーとして完成・配備された。残りの艦に関しては、結局のところ解体された。 完成した艦の内3隻は、赤色海軍の一艦として第二次世界大戦まで実戦に使用された。しかしながら、アドミラール・スピリードフとチェルヴォーナ・ウクライィーナは戦没した。クラースヌィイ・クルィームとクラースヌィイ・カフカースは戦後まで生き残り、1950年代まで使用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スヴェトラーナ級軽巡洋艦」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Svetlana-class cruiser 」があります。 スポンサード リンク
|