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ズオン・クアン・ハム(、1898年-1946年、號はハイルオンHải Lượng)はベトナムの文学研究者、教育者。 労作『ベトナム文学史要』 ''Việt Nam văn học sử yếu''はベトナムで最初のクオック・グーで書かれた標準的文学史とみなされている〔Trần Hữu Tá, ''Từ điển văn học'', bộ mới, N.X.B Thế Giới, tr.360 và ''Từ điển bách khoa Việt Nam'', tập I, Hà Nội, 1995, tr.690〕。 ==生涯と事績== ズオン・クアン・ハムは1898年7月14日に、フンイエン省ヴァンザン県メーソー社のフーティむらの儒教知識人の家に生まれた。父方の祖父ズオン・ズイ・タインDương Duy Thanh (1804-1861)は河内督学を勤めた。父のズオン・チョン・フォーDương Trọng Phổ、長兄でハノイにおける改革派学校の嚆矢であるトンキン義塾創設者の一人ズオン・バー・チャックDương Bá Trạc、弟のズオン・トゥ・クアンDương Tụ Quánなどいずれも当時名の知れた名士であった。 幼いときから漢字を学び、ハノイに出てからはクオック・グーを学んだ。1920年、インドシナ師範専門学校()を首席で卒業した。1920-46年、ハノイのブオイ高校(植民地政庁の高校で、チュー・ヴァン・アン高校の前身)の教員を務めた。1945年の8月革命後、中等教育監察官となり、次いでブオイ高校の校長となった。 20年あまりの間、学校での教育のかたわら、越仏語での初等・中等教育用文学・歴史学の教科書執筆などを精力的に行った。『ベトナム文学史要』(1941年)と『ベトナム詩文合選』''Việt Nam thi văn hợp tuyển''(1942年)の2冊はとりわけその水準の高さを評価されている。 『ベトナム文学史要』は、ベトナム共和国教育部が第8学年(今の10年生)の教科書として長年使用してきた。 このほか、以下のような著作がある: *''Lectures littéraires sur L'Indochine'' (Pujarnicleと共編) *''Quốc văn trích diễm'' (1925) *''Tập bài thi bằng sơ học yếu lược'' (1927, ズオン・トゥ・クアンと共編), *''Những bài lịch sử Việt Nam'' (1927) *''Văn học Việt Nam'' (1939) *''Việt văn giáo khoa thư'' (1940) *''Lý Văn Phức - tiểu sử và văn chương'' (1945年頃成書) このほか、『南風雑誌』『ヒュータイン』『チータン』といった雑誌・新聞、さらにはフランス人による新聞・雑誌でベトナム語・フランス語の両方で多くの文章を発表している〔タイン・ランThanh Lãngはハムが''Việt Hán văn biểu''を編纂したとするが、いつ出版されたか記していない。また、次のように褒めている「それぞれの文章について、著者は次のような作業を行っている:1/一部分を引用して、細かいところから議論を展開する。ある一冊に言及したときは全ての話について分析する。2/ 難解な語彙の注釈。3/引用した文章の思想と文章についての設問」。これらは些末なことに見えても文章を理解するのに実に有益であり、今に至るもズオン・クアン・ハム以上の仕事ができたものは少ない。(''Bảng lược đồ văn học Việt Nam'', quyển hạ, NXB Trình Bày, Sài Gòn, không ghi năm xuất bản, tr.350)〕。 1946年12月(日時は不明)、全国抗戦の初期のハノイにて死去した。48歳没。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ズオン・クアン・ハム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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