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ケッパー(英:caper、学名:''Capparis spinosa'')は、フウチョウソウ科の半蔓性の低木。また、ケッパーのつぼみをピクルスにしたもの。 ケイパー、ケーパー、カープル(仏:capre)とも呼ぶ。和名は、 トゲフウチョウボク(棘風蝶木)、セイヨウフウチョウボク(西洋風蝶木)。 ==特徴== 地中海沿岸からイラン高原、アフガニスタン一帯に自生する常緑小低木。多年生の株を持ち、毎年多くの木質と草質の蔓を出す。葉は卵型の全葉であり、葉柄に2本の刺がある。花は単性でバラ色の4枚の花弁を持ち、3月から8月まで開花する。果実は卵形の漿果で稀にしかつかない。粘土質の丘陵地の岩場や壁面などに見られる。 フウチョウボクは地中海地方が起源だが、香辛料としてのケッパーの語源はペルシア語のkabar、もしくはアラビア語のkapparであり、後にギリシア語のkapparis、ラテン語のcapparisに転化したと言われている。フランスの記録にケッパーが現れるのは15世紀頃からであり、16世紀の外科医アンブロワーズ・パレは食欲改善などのケッパーの薬効について著述している。人工栽培の試みが始まったのもこの頃のことである。現在の主な栽培地はフランス、イタリア、スペインなど。 独特の風味と酸味を持つ。一般的に酢漬け、塩漬けにする〔「世界の食用植物文化図鑑」p191 バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント著 山本紀夫監訳 柊風舎 2010年1月20日第1刷〕。 つぼみを開花よりもかなり早く収穫する。大きさや形で価値が変動し、丸く小さいものが商品価値が高いとされている。果実も収穫されつぼみと同様に酢漬けにされるが、多くは取れない貴重なものとしてつぼみより高い価値を持つ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケッパー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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