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セセリチョウ科(''Hesperiidae'')はチョウ目(鱗翅目)セセリチョウ上科内のひとつの分類単位。またセセリチョウ(挵蝶)はセセリチョウ科に含まれる蝶の総称ないし俗称(セセリチョウを標準和名とする蝶はいない)。 アゲハチョウ上科(典型的なチョウ)やシャクガモドキ上科と共に、チョウ () に分類される。 ==特徴== 他のチョウ(特にアゲハチョウ上科)との違いには以下のようなものがある。 *触角はアゲハチョウ上科の特徴である棍棒状とも言えるが、典型的な棍棒状ではなく、先端が鉤状に尖り後方に反り返っている。2本の触角の根元は大きく離れている。 *前翅の翅脈は全て中室から出て、途中で分岐しない。アゲハチョウ上科では分岐する。 *胴体が太く短く、頭部が大きく、翅が小さく、脚が短い。全体的にずんぐりした体型である。 *胴部が太いのは、翅を動かすための胸部の筋肉が多いからで、羽ばたきと飛行は素早く力強い。アゲハチョウ上科の「ヒラヒラ」と形容される飛び方とは異なるため、昆虫に詳しくない人はガと勘違いしていることも多い。 *小型~中型。大型種はいない。 *幼虫には食草の葉を巻く・折り曲げる等して巣を作るものが多く、巣の中で体の向きを変えやすいよう、頭部が細い。 *昼行性と夜行性の中間で、主に早朝や夕方の薄明時に飛ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セセリチョウ科」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Skipper (butterfly) 」があります。 スポンサード リンク
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