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セッパリイルカ(背張海豚、''Cephalorhynchus hectori'')はクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科イロワケイルカ属に属するイルカである。イロワケイルカ属の中では最も良く知られている。 Maui's Dolphin(''Cephalorhynchus hectori maui'')はセッパリイルカの亜種であり、ニュージーランド北島の北西の沖に棲息する。海棲哺乳類の中では最も絶滅の危機にさらされている。(河川や河口に棲息するクジラ目の他の種類と同程度の絶滅の危機にある) == 身体、行動 == 体長は約140センチメートル弱でクジラ目の中では最も小さな部類に属する。 シルエットはネズミイルカに似る。口吻は短いが幅広であり、メロンの突出の無い。背びれの形状は後方が丸く、特徴的。尾びれは大きく先端は尖っており、後端は凹形、中央に僅かな切れ込みがある。〔『世界哺乳類図鑑』 191頁〕ほぼ全身が淡い灰色に見えるが、近くで詳細に観察すると様々な色が入り組んだ模様であることがわかる。額は灰色であり、黒い線状の模様がある。口吻の先端は黒である。喉と胸は白い。目から胸びれにかけて濃い灰色の模様があり、胸びれも濃い灰色である。腹は白く、背びれ近くの側面には帯状の模様がある。背と側面は口吻よりも明るい灰色である。胴の尾側は細い。産まれた直後の体重は9キログラム程度であるが、成長すると40から60キログラムに達する。寿命は20年程度である。 セッパリイルカは2頭から8頭程度の群を成して行動する。活発に行動し、船首波に乗ったり、海草で遊んだりする。海面で跳躍して、身体の側面から着水し、大きな水しぶきを上げることもある。 サメに捕食されることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セッパリイルカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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