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セバシン酸 : ウィキペディア日本語版
セバシン酸[せばしんさん]

セバシン酸(セバシンさん、sebacic acid)は有機化合物の一種で、示性式が HOOC(CH2)8COOH と表される直鎖ジカルボン酸である。CAS登録番号。セバシン酸の名称は、ラテン語の「''sebum''」(獣脂)、「''Sebaceus''」(獣脂製のろうそく)に由来する。
単体は、フレーク状または粉末状の白色固体である。ヘキサメチレンジアミンと共に6,10-ナイロンの原料となる。
アゼライン酸などと同様に、プラスチック可塑剤(エステルセバシン酸ジオクチルなど)、潤滑剤油圧油化粧品ろうそくの原料となり、最近ではウレタンの原料として使用されることもある。また、芳香剤防腐剤塗料にも用いられる。
セバシン酸の主原料はトウゴマの種子から得られる植物油であるひまし油であり、環境にやさしい製品として取り上げられている。
== 外部リンク ==

* 国際化学物質安全性カード セバシン酸 - 国立医薬品食品衛生研究所


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セバシン酸」の詳細全文を読む




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