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セビチェ(ceviche、cebiche、sevicheなど:, )とは、ラテンアメリカで食べられる魚介類のマリネである。ペルーやメキシコなどの名物料理。 小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。 具材には、メロ(マジェランアイナメ)やコルビーナ(Corvina、ニベ科の魚)、ペヘレイなどの白身の魚、エビ、タコイカ、ホタテ、ハマグリなどの貝類が使われる。カマスサワラのような青身魚が使われたり、ウニ、火を通した家禽の肉、ザリガニ、もつが使われることもある。野菜だけから成るセビチェも存在する。 香辛料としては、地域によってアヒ・アマリージョやアヒ・リモ、チレ・セラーノ、もっと辛いロコトやハラペーニョを刻んだものが用いられたり、ニンニクを加えることもある。 ラテンアメリカの中でも主に太平洋に沿った、新鮮な魚介類がとれる地方で広く食べられている。中でもペルーでは国民食とされる。前菜として供されることが多いが、サツマイモ、キャッサバ、トウモロコシ、ジャガイモ、豆、アボカド、トストーネスなどを添えて主菜とすることもあり、また、酒のつまみとしてもよく食べられている。メキシコでは揚げたトルティーヤの上にセビチェを盛ってトスターダとすることもある。 ペルーではセビチェのマリネ液をレチェ・デ・ティグレ(leche de tigre、「トラの乳」)またはレチェ・デ・パンテラ(leche de pantera、「ヒョウの乳」)と呼び、セビチェと共に供することがある。 2008年12月7日、ペルーで伝統料理「セビチェ」を6.8トン調理し、一度に調理されたセビチェの量のギネス世界記録を樹立した。 File:Flickr dongkwan 540812245--Shrimp Tostada.jpg|エビのセビチェのトスターダ(メキシコ) File:Ceviche ecuador.JPG|エクアドルのセビチェ File:Mixed ceviche with yuyo on top.JPG|ユヨ(海藻)をのせたセビチェ(ペルー) File:Ceviche mixto con zarandajas.JPG|ペルーのセビチェ File:Leche de tigre2.JPG|レチェ・デ・ティグレ category:魚介料理 category:中南米の食文化 category:メキシコの食文化 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セビチェ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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