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セミホウボウ科(学名:)は、カサゴ目に所属する魚類の分類群の一つ。セミホウボウ亜目を構成する唯一の科で、セミホウボウなど2属7種が記載される〔『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.319-320〕。科名の由来は、ギリシア語の「daktylos(指)」と「pterygion(鰭)」から。 == 分布・生態 == セミホウボウ科の魚類はすべて海水魚で、西部太平洋・インド洋から大西洋にかけての熱帯域に広く分布する〔。大西洋に分布するのはニシセミホウボウ(ニシセミホウボウ属)のみで、残る6種(セミホウボウ属)はインド太平洋に生息する〔。 本科は砂泥の海底で生活する底生魚のグループであり、沿岸から深海までその生息域は幅広い〔。食性は肉食性で、甲殻類など砂地に潜む無脊椎動物を主に捕食する〔。腹鰭を使って海底を歩くように移動するほか〔、本科魚類の特徴である大きな胸鰭を広げて海底直上を滑空するように遊泳する〔。舌顎骨を用いて発音することができる〔。 セミホウボウ類は英語で「Flying gurnard(空飛ぶホウボウ)」と呼ばれ、かつてはトビウオのように海面上を滑空できると信じられていた〔。しかし、実際には本科魚類が海底を離れることはほとんどなく、飛翔する姿が観察されたこともない〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セミホウボウ科」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dactylopteridae 」があります。 スポンサード リンク
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