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セメント質(セメントしつ、Cementum、白亜質)とは、歯根部象牙質外表を覆う非血管性の結合組織である硬組織で〔Cate p.317〕、歯根膜線維を歯根に付着させる役割を持つ。 歯は歯根膜を介し、顎骨に固定されることによって咬合圧に対応している。また、組織学的にはエナメル質、象牙質、歯髄、セメント質よりなり、歯を支持する組織、つまり歯周組織として歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨がある〔田中, p.24〕。 == 構造 == セメント質の厚さは根尖部や歯根分岐部では厚く、歯頸部では約30-60μm、根尖部では約150-200μmであるが、加齢により肥厚する〔。高齢者では、歯槽骨と癒着することもある。 無細胞セメント質と有細胞セメント質に分かれる〔。 *無細胞セメント質:歯根象牙質前面をじかに覆っている。 *有細胞セメント質:歯根の根尖側1/3に存在し、無細胞セメント質を被覆する。 Cateは、形成の時期、細胞の有無、コラーゲン繊維の由来により、無細胞固有繊維原生セメント質、無細胞非固有繊維原生セメント質、有細胞固有繊維第二セメント質、有細胞混合繊維第二セメント質、無細胞無繊維セメント質、中間セメント質、混合性層状セメント質に分類している〔Cate p.321-322〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セメント質」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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