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『Seraphic Blue』(セラフィックブルー)は、ゲームクリエイターの天ぷらを中心とし、RPG作成用のプログラムRPGツクール2000を用いて製作されたフリーゲーム。通称『セラブル』。伏線に彩られた謎の多い展開、オリジナルのメニュー・戦闘、長尺のプレイタイムなどを特徴とし、ベクターの総合ダウンロードランキングにランクインするなど〔2004年 年間総合ランキング(Windows) 〕、RPGツクール関連のフリーゲームとしては高い人気を誇る。 2006年11月5日には、天ぷら自身による同作の改訂版『Seraphic Blue Director's Cut』が公開された。また、2006年6月より公式サイトに"Seraphic Blue -Disclose with Tales-"というコーナーが設けられ、『Seraphic Blue』に関するエッセイ的な文章が不定期連載されていた。 == ゲーム概要 == 天ぷらによる3作目の長編RPGにして、引退作。初公開日は2004年5月15日、最終アップデートは同年の7月28日に行われた。ゲーム中の作者のクレジットには、天ぷらではなく『榊』という名前が使われている(前二作では『榊本祐』としていた)。過去の作品は全て公開停止されたので、正式に入手できる唯一の天ぷら作品になる。 メニュー、戦闘、アイテムやステータスの管理には、RPGツクール2000に予め用意されているものをいっさい使用せず、マップファイル上にイベントを配置し、作者自身の手で構築されている。 『Seraphic Blue』の特徴として、その徹底した暗いストーリーがあげられる。それは主人公の厭世的なモノローグにはじまり、時折残酷さを伴う演出も見受けられる。物語性を重視した作りとなっており、序盤から中盤にさまざまな伏線が展開され、終盤にてそれらの回収が矢継ぎ早に行われている〔Seraphic Blue - 新着ソフトレビュー - ベクターソフトニュース 2004.06.05〕。世界設定に関しては、SF的な要素を多く採用し、ファンタジー的な要素はやや抑えられている。 クリアまでのプレイタイムは長く、作者によって50時間を上回るであろう事が明言されている〔『Seraphic Blue』紹介ページ 2007-11-3にアクセス〕。これはゲーム攻略だけでなく、会話や回想、独白などいわゆるイベント部分の占める個所が大きいためである。サブイベントも少なく、行動範囲に制限がかかる事も多い。 自動メッセージ送りの間隔、BGMの変更、キャラクターの細かい動作、画面の切替えなど、演出の細部にも注意が払われている。作中のテキストは「成る程」「心算」「呉れ」「筈」など、漢字を多用するのが特徴(一部、御前、何、其処、此処、など非常用漢字の多用で、誤った意味をなしているとの指摘もある)。 ゲームの難易度については作者自らが語るように高めとなっており、「RPG上級者も楽しめる」と評されている〔。 製作期間は少なくとも二年以上であると推測される〔『Seraphic Blue』2004年7月28日のヴァージョンにて、Backdrop、GameOver、Movieフォルダの最終更新日時が2002年1月12日となっている〕。また、公開延期が何度かされていて、最初に予告されていたリリース時期はもっと早かった〔公開前『Seraphic Blue』紹介ページ(Internet Archive内のミラーページ)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Seraphic Blue」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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