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セラミック繊維 : ミニ英和和英辞書
セラミック繊維[せんい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

繊維 : [せんい]
 【名詞】 1. fibre 2. fiber 3. textile 

セラミック繊維 ( リダイレクト:セラミックファイバー ) : ウィキペディア日本語版
セラミックファイバー[せんい]

セラミックファイバーとは、アルミナ(Al2O3)とシリカ(SiO2)を主成分とした人造鉱物繊維の総称である〔セラミックファイバー製品の取扱い - セラミックファイバー工業会 〕。
安定な無機繊維であり、1,000℃以上の高温域でも使用できる耐火材断熱材となる。そういった特徴から、鉄鋼窯業石油化学などの高温工業界において広く使用されている〔セラミックファイバー 〕。アルミナ含有量が40 - 60%の非晶質のリフラクトリーセラミックファイバー (RCF) や、アルミナ含有量が70%以上の結晶質のアルミナ繊維などの種類がある〔セラミックファイバーQ&A - セラミックファイバー工業会 〕。商標としてはネクステル (3M) 、ファインフレックス(ニチアス)などがある。
== 特徴・性質 ==
セラミックファイバーの大きな特徴は耐熱温度であり、リフラクトリーセラミックファイバー (RCF) では1,000℃ - 1,500℃、アルミナ繊維では1,300℃ - 1700℃である〔。住宅用の断熱材として使われるグラスウールロックウールの耐熱温度は450℃ - 600℃であるため、セラミックファイバーの耐熱温度は極めて高く、特に高温になる部位の断熱材として利用される。
また、熱伝導率が耐火レンガの1/10、断熱レンガと比較しても1/2と小さいため、炉外への放散熱量が小さいうえ、レンガと比較して重量が1/10と軽量であるため、蓄熱損失を低減できることから省エネルギー効果が大きい〔セラミックファイバーと断熱技術の開発 - 新日鐵住金 〕〔一般財団法人 省エネルギーセンター 〕。
セラミックファイバーは純度の高いアルミナ、シリカが主成分であるため、強アルカリ・フッ素・リン酸以外の耐薬品性に優れ、特にアルミナ繊維の反応性が低い〔セラミックファイバーの概要 〕〔石綿以外の繊維状物質 - WS&H Asbestos Database 〕〔最近のセラミックス系繊維を用いた応用製品 - ニチアス 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セラミックファイバー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 High-temperature insulation wool 」があります。




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