翻訳と辞書 |
セルバーグクラス[ちょうおん]
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
セルバーグクラス[ちょうおん]
数学では、セルバーグクラス(Selberg class)は、L-函数のクラスの公理的定義である。セルバーグクラスの元は、ディリクレ級数であり、L-函数、あるいはゼータ函数と共通に呼ばれる函数によって満たされる 4つの公理に従う。この 4つの公理は、これらの函数の本質的な性質を捉えていると思われる。このクラスの完全な性質は未だ予想にすぎないが、定義は保型形式やリーマン予想との関係に対して見方を与え、これらの分類と性質の説明を与えるのではないかと期待されている。このクラスは、アトル・セルバーグ(Atle Selberg)により で定義された。
==定義== セルバーグクラス S の定義は、 Re(s) > 1 で絶対収束するディリクレ級数 : で、次の 4 つの公理を満たすもの全てと定義する。
- 解析性: 函数 (s − 1)mF(s) は、ある非負な整数 m があり、有限のオーダーの整函数である。
- ラマヌジャン予想: 任意の ε > 0; に対し、a1 = 1 であり、 である。
- 函数等式: 次の形のガンマ要素が存在する。
: ここに、 は実数であり、Q は実数で正、Γ はガンマ函数、ω1 は実数で正、μi は非負な実部を持つ複素数で、函数 : は、 : を満たす。
- オイラー積: F(s) は、次のように素数を渡る積として書くことができる。
: ここに、 : であり、ある θ < 1/2 が存在して、 : である。
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|