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セレコキシブ(Celecoxib, 日本における製品名:セレコックス)は、非ステロイド性消炎・鎮痛薬(Non-steroidal anti-inflammatory Drugs:NSAIDs)であり、100mgと200mgの錠剤がある。セレコキシブは、COX-2を選択的に阻害することを目的にドラッグデザインされ、日本でCOX-2選択的阻害剤としてカテゴライズされている唯一の薬剤である。日本では、アステラス製薬が製造販売、ファイザーが販売提携を行っている。セレコキシブはファイザーが特許を保有しており、2012年現在、日本ではジェネリック医薬品としての使用はできない。 ==安全性に関する最新のトピックス== ;内視鏡による胃・十二指腸潰瘍発現率に関する国内データ COX-2選択的阻害薬の消化管に対する高い安全性は既によく知られたことではあるが、このほど、日本国内のデータで明確なエビデンスが得られた。 ; 対象 : 投与前の内視鏡検査で胃・十二指腸粘膜が正常であった健康成人189例(40〜74歳:平均57.5歳)。 ; 方法 : スクリーニング時のH. pylori感染有無により患者を層別化し、セレコキシブ(1回100mg 1日2回)群、ロキソプロフェン(1回60mg 1日3回)群、プラセボ群に2:1:1で割り付けし、2週間投与した。 ; 結果 : 内視鏡による胃・十二指腸潰瘍発現率(主要評価項目)は、 : セレコキシブ群 1.4%(1/74例) : ロキソプロフェン群 27.6%(21/76例) : プラセボ群 2.7%(1/37例) であった。 セレコキシブ群はロキソプロフェン群よりも、胃・十二指腸潰瘍の発現率が有意に低く(p<0.0001、Cochran-Mantel-Haenszel検定)、プラセボ群と同程度(p=0.7979、CMH検定)であった。 Sakamotoらは、これらのことから、セレコキシブは、ロキソプロフェンよりも胃・十二指腸潰瘍の発現率で有意に優れており、しかも忍容性に優れ、安全性に対して大きな懸念もなかった、と結論づけた〔Sakamoto, C. et al.: Aliment Pharmacol Ther 37(3): 346-54, 2013〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セレコキシブ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Celecoxib 」があります。 スポンサード リンク
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