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セント・ヴィンセント級戦艦(セント・ヴィンセントきゅうせんかん、英:St. Vincent class battleship)は、イギリス海軍がベレロフォン級に続いて就役させた弩級戦艦の艦級。 本級の艦名は海戦の名およびそれに勝利したジョン・ジャーヴィス提督の称号に因む。ジャーヴィス提督は1797年2月14日のサン・ビセンテ(英語読みでセント・ヴィンセント)岬の海戦でスペイン艦隊を撃破し、その勲功によりセント・ヴィンセント伯爵の称号を与えられた。 == 概要 == ドレッドノートの就役が世界に衝撃をもたらしている最中、イギリスはさらなる戦力拡張のために1900年度計画に「ベレロフォン級」3隻の弩級戦艦が建造され、その改良型として1908年計画において改良型3隻の建造が議会に承認された。これがセント・ヴィンセント級である。主砲の大きさは30.5cm(12インチ)砲で変わらず、その代わりに砲身長を45口径から伸ばした50口径として射程距離の延伸と威力の増大を図った。砲身延長に伴い砲塔重量が増した分、全長を長くして排水量を若干増大させたおかげで副砲を4門増設できた。しかし、砲身長の増大は幾つかの厄介な問題を引き起こした。砲身が傷みやすくなり、散布界が増大して命中率が下がってしまったのである。このような問題があったものの、主力艦として第一次世界大戦ではユトランド沖海戦に投入されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セント・ヴィンセント級戦艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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