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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
セヴァーントンネル()は、セヴァーン川の三角江の下をくぐってイングランド西部のグロスターシャーと南ウェールズのモンマスシャーの間を結ぶ、イギリスの鉄道トンネルである。 トンネルは、グレート・ウェスタン鉄道によって1873年から1886年にかけて建設された。全長は4マイル624ヤード (7,008 m) あるが、このうち2.25マイル (3.62 km) が川の下の部分である。2007年にCTRLの一環として、ロンドン・イーストトンネルおよびロンドン・ウェストトンネルが開通するまで、100年以上にわたってイギリスにおける本線鉄道としては最長のトンネルであった。水底トンネルとしても、1942年に開通した日本初の水底(海底)トンネルである関門鉄道トンネルと比べ全長で約2倍、水底部の長さは約3倍と大規模なトンネルであった。 == 概要 == このトンネルは、ロンドンおよび南部イングランド全般と南ウェールズを結ぶ幹線鉄道の重要な部分となっており、数多くの旅客列車および貨物列車を通している。 信号設備の配置によりほぼトンネル全長が1つの閉塞区間となっており、続行列車との運転時隔を制約している。また90分の1から100分の1に達する急勾配のため、重量貨物列車の運行が難しくなっている。 線路の間には連続した排水溝が設けられており、地下水をトンネル内の最低部、のポンプ室の下に送り込んで、そこから地上へ排出している。タンク車が脱線して発火した石油が排水溝に流れ込むといった事故に備えて、危険物を搭載した列車と旅客列車が同時にトンネル内に進入しないような特別な手配がなされている。トンネル内で重大事故が発生した際には、旅客と乗務員が脱出できるようにする特別な避難手順が用意されている。 サドブルックポンプ室には関係者専用のトンネルへのアクセス通路があり、水がポンプアップされ換気の空気がトンネルに送り込まれる立坑に鉄製の梯子が備えられている。当初グレート・ウェスタン鉄道が設置した換気設備では、サドブルックで空気を排出する仕組みになっていたが、当時運行されていた蒸気機関車からの排気ガスにより換気のファンが早く腐食してしまったため、1960年代にポンプ設備が交換されて空気の流れを逆向きにし、新鮮な空気をポンプ室でトンネル内に送り込んでトンネル口から吐き出すようにされた。 トンネルが使用不可能な時には、列車はグロスターを迂回することになる。 トンネル内での保守作業は特別困難で、またトンネル構造の物理的な状態もあって、通常よりも特に注意して保守作業を行う必要がある。また現地へのアクセスと人員の安全性を確保する難しさから、保守作業は一時的に線路閉鎖を行ってしか実施できない。 1日200本ほどの列車がトンネルを通行している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「セヴァーントンネル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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