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zearalenone ===========================
ゼアラレノン(Zearalenone)とは、マイコトキシン(カビが産生する毒素)の1種であり、(3S,11E)-3,4,5,6,9,10-ヘキサヒドロ-14,16-ジヒドロキシ-3-メチル-1H-2-ベンゾオキサシクロテトラデシン-1,7(8H)-ジオンのことである。CAS登録番号は、17924-92-4。幾つかの別称が存在し、例えばマイコトキシンF2などと呼ばれる場合もある。 == 解説 == ゼアラレノンは、炭素と酸素と水素のみでできている化合物であり、分子式はC18H22O5、分子量は318.36428である 〔 Zearalenone 〕 。 ゼアラレノンには、例えばマイコトキシンF2など、様々な別称が存在する 〔 日本化学物質辞書Web 〕 〔 本稿ではゼアラレノンの全ての別称を挙げることはしない。詳しくは日本化学物質辞書などを参照のこと。 〕 。 主に、Fusarium graminearumやFusarium culmorumなどのフザリウム属に属するカビが産生する毒素として知られている 〔 ゼアラレノン (ZEN)、Zearalenone 〕 。 フザリウム属のカビが産生する毒素であるため、特に穀物や牧草が、ゼアラレノンに汚染される対象となりやすい 〔 ゼアラレノン (ZEN)、Zearalenone 〕 。 ところで、フザリウム属に属するカビは、様々な毒素を産生することが知られており、例えば、Fusarium asiaticumならばデオキシニバレノールを産生する。ゼアラレノンを産生するフザリウム属のカビが生育しているということは、他のフザリウム属のカビも生育している可能性が充分に考えられる。そして事実、しばしばゼアラレノンに汚染された穀物や牧草は、デオキシニバレノールなど他のフザリウム属のカビが産生する毒素にも同時に汚染されている例も観察されている 〔 ゼアラレノン (ZEN)、Zearalenone 〕 。 ちなみに、フザリウム属のカビが産生する毒素には、しばしばトリコテセン骨格を持つことが知られているものの、このゼアラレノンはトリコテセン骨格を持っていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼアラレノン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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