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『ゼカリヤ書』(ゼカリヤしょ)は旧約聖書文書の1つ。ユダヤ教では「後の預言者」に分類され、キリスト教では預言書(十二小預言書)に分類する。キリスト教でいう十二小預言書の第11番目に位置し、伝統的に『ハガイ書』と『マラキ書』の中間に配置される。ゼカリヤにちなんでゼカリヤ書と呼ばれるが、著者に関しては様々な説があり、わかっていない。 14章からなり、小預言書の内では、比較的大部にわたる。 == 内容 == ===幻に関する記述=== 悔い改めを促す呼びかけ。そのあとに八つの幻と「新芽」に関する預言が続く(1:1–6:15) * 第1の幻: 赤い馬に乗った者が,ぎんばいかの木々の間に他の3人の騎手と共に立っている。この幻は,エルサレムに憐れみが示され,神殿が再建されるという保証をもって終わる * 第2の幻: ユダを追い散らした4本の角が4人の職人によって投げうたれる * 第3の幻: 測り縄を持った若者がエルサレムを測る用意をするが,ひとりのみ使いは同市がさらに拡大することや,主なる神に保護されることを予告する * 第4の幻: 大祭司ヨシュアの汚れた衣が取りのけられ,礼服に取り換えられる * 第5の幻: ゼカリヤは,二本のオリーブの木から油の供給を受ける七つのともしび皿のある金の燭台を見る。ゼルバベルは神の霊の助けを得て神殿の再建を完了するであろう * 第6の幻: 飛んで行く巻き物は,盗みをする者やエホバの名において偽りの誓いを立てる者すべてのゆえに進んで行くのろいを表す * 第7の幻: “邪悪”という名の女がエファ升の中に入れられてシナルに運ばれる * 第8の幻: 二つの銅の山の間から4台の兵車が出て来て,地を動き回る“新芽”という名の者が主なる神の神殿を建て,王なる祭司として仕えるであろう 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼカリヤ書」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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