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ゼネバス ( リダイレクト:ゼネバス帝国 ) : ウィキペディア日本語版 | ゼネバス帝国[ぜねばすていこく] ゼネバス帝国(ゼネバスていこく)は、玩具シリーズ「ゾイド」に登場する惑星Ziにある架空国家。 == 概要 == 中央大陸全土を統一した風族の族長ヘリック・ムーロアの次男、ゼネバスがヘリック共和国に叛旗を翻して建国〔ゾイド公式ファンブック1巻では共和国議会の陰謀でゼネバスが追放されたとの記述がある。〕。暗黒大陸を本拠地とするガイロス帝国と交流を持ち中央大陸西部を領土とし、共和国軍と一進一退の激しい戦いを繰り広げた。惑星Ziに漂着した地球人冒険商人ランドバリーの持つ高い科学力と技術力を手に入れ、共和国軍を凌ぐゾイドを作り上げて苦しめるがZAC2039年、首都が陥落、ゼネバス皇帝はバレシア基地に逃れ、さらに暗黒大陸のガイロス帝国へ亡命する。二年後、中央大陸に再上陸し失地回復。デスザウラーと特殊部隊スケルトンの活躍でZAC2044年、共和国首都を攻略し占領するが、それでも決定的な勝利を得ることになりえなかった。共和国軍は中央大陸各地で徹底抗戦の構えを崩さずにゲリラ戦を展開し、四年後のZAC2048年、共和国首都は共和国軍によって奪還されてしまう。 首都奪還の勢いに乗った共和国軍は帝国軍を撃破し、三年後のZAC2051年にはゼネバス帝国の首都をまたも攻略する。首都を陥落されてしまったゼネバス皇帝は残存兵力を率いて中央大陸北西、ウラニクス湾沖に浮かぶニカイドス島に立て篭もり、ガイロス帝国の救援を待った。しかし、ガイロス帝国はゼネバス皇帝を裏切り、皇帝とその娘、エレナ姫(のちのヘリック共和国大統領、ルイーズ・エレナ・キャムフォード)を拘束した。これは、多大な援助を与えたにも関わらずかつてと同じ状況まで追い詰められた、ゼネバス皇帝の手腕を見限ってのことであったとされる。皇帝およびその娘を暗黒大陸に連行されたことにより、ゼネバス帝国は滅亡した。残存のゼネバス帝国軍はガイロス帝国軍(暗黒軍)に吸収されるが、有力な機材は没収され、二線級部隊として扱われた。 しかし、それからちょうど50年後のZAC2101年、ゼネバス皇帝の子孫にあたるヴォルフ・ムーロア率いる鉄竜騎兵団によって中央大陸は完全制圧され、このゼネバス帝国の名を受け継ぐ新国家ネオゼネバス帝国として復活を果たす事となる。 ヘリック共和国とは対照的に軍国主義、全体主義の色合いが濃く、国民全てが兵士という国民皆兵制度がとられている。これは戦争の長期化によってゾイドも含む人的資源が乏しくなり、生活より軍事を優先する政治体制が強まっているからである。このことは軍需産業に携わる武器商人にとって好都合であり、皇帝は彼らの作る兵器を国民の納税額を引き上げても買い取り、軍備を増強していった。国旗は真紅の地色で国章は黒い縁の赤いシールドに蛇とナイフをあしらった意匠である。なお、この国章はネオゼネバス帝国でも用いられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼネバス帝国」の詳細全文を読む
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