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ゼヴ(、1920年 - 1943年)はアメリカ合衆国の競走馬。1920年に父ザフィンと母ミスカーニーの間に生まれた青鹿毛の牡のサラブレッドである。生産者はJ.E.Madden、調教師はD.J.LearyのちSamuel C.Hildreth。馬名の由来は馬主であるHarry F. Sinclairの友人「Zeverely」より。 == 経歴 == 2歳から4歳の間活躍し、通算で43戦23勝、313,639ドルの賞金を稼ぎ出した。かなり多くの競走に使われており、1か月に7戦、日単位での連闘などもある。このような条件下でも順調に勝ち進み、2歳時は勝ち上がりに6戦を要したものの、ホープフルステークス、グランドユニオンホテルステークスなどに勝ち、1922年の最優秀2歳牡馬に選ばれた。 翌年はさらに大きく活躍し、ベルモントステークス、ローレンスリアライゼーションステークスに加え、ケンタッキーダービーにも優勝している。プリークネスステークスは12着と大敗し、三冠はならなかった。 また、ローレンスリアライゼーションステークスの翌戦に有名なパパイラスとのマッチレースがある。パパイラスは同年のエプソムダービーに優勝した強豪で、海を渡ってゼヴとのマッチレースに挑んできていた。およそ5万人の観衆の前でゼヴは5馬身差で圧勝し、史上初めてアメリカのダービー馬がイギリスのダービー馬を破った〔ただし、パパイラスには長距離輸送のうえ初ダート、不良馬場という不利があった。〕 ゼヴは翌年も走り、国際競走インターナショナルスペシャルシリーズにも出走したが、第1戦・第2戦ともに大敗した。その後一般戦などで勝ちを積み重ね、この年17戦6勝の成績を残し引退した。その後は種牡馬となったが、わずか2頭のステークスウイナーを出すにとどまり失敗に終わった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゼヴ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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