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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ズゴック(Z'GOK)は、1979年のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』を初出とする、『ガンダムシリーズ』の宇宙世紀系作品群に登場する架空のロボット兵器。 人型機動兵器「モビルスーツ(MS)」のひとつで、水中での行動が可能な水陸両用MSに分類される機体。作中の敵側勢力「ジオン公国軍」が開発した機体で、通常のMSと違って首がなく、胴体自体にジオン系MSの特徴であるモノアイ(単眼)カメラを内蔵している。ほかにも、蛇腹のような構造を持つ手足、両手の鋭い爪(アイアン・ネイル)といった独特の構造を持つ。ズゴックに限らず、水陸両用MSは一般的な人型を外れた異形の機体が多い。 劇中では、ジオン軍エースパイロット「シャア・アズナブル」が搭乗する赤系統の機体と、量産型である青系統の機体が登場する。当初は、シャア機と量産機の違いはカラーリングのみとされていたが、設定の変遷により、「シャア機はより高性能な指揮官機で、後に量産機も指揮官機と同じ仕様に改修された」とされている。 メカニックデザインは大河原邦男。 本項では、後発作品などに登場する各派生機の解説も行う。 == 機体解説 == モビルアーマー(MA)を多く開発したMIP社の開発による唯一のMSであり、ツィマッド社のゴッグと同時期に開発に着手した。アッガイの型式番号であるMSM-04は本来なら本機に与えられるはずであったが、先に運用されたゴッグのデータをフィードバックしたためアッガイよりも量産化が遅れ、別の型式番号を与えられた経緯を持つ。だがその高い完成度はジオン公国製MSの中でもトップクラスであり、先行して量産化されていた2機種に代わって水陸両用MSの主力となった。前線からの評価も高く、カラハ曹長は、「ゴッグよりズゴックの方が性に合う」という趣旨の発言をしている〔テレビ版第27話、シャアとブーンの会話より。〕。キャリフォルニアベースにおいてゴッグの後期型と同じラインで生産が行われた。 ジェネレーターの冷却を水冷式から水冷・空冷式のハイブリッドに変更したことで搭載する冷却水を減らすことに成功し、ゴッグより20tほど軽量化されている。そのパワーは従来のジオン軍MSに比べて「桁違い」であった〔OVA『MS IGLOO -黙示録0079-』第1話、ヴェルナー・ホルバイン少尉とオリヴァー・マイ技術中尉の会話より。〕。なおかつ十分な防御力も確保されており、正面装甲はガンタンクや61式戦車の砲撃にも耐えた〔テレビ版第27話、第30話、劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』など。〕。水中では股間部分の水流ジェット推進器で航行し、その速度はゴッグを凌駕する〔テレビ版第27話、連邦軍司令部のオペレーターと士官の会話より。〕。また背部には熱核ジェットと熱核ロケットを兼ねた推進器を装備し、水中はもとより陸上でも陸戦型ザクIIと同程度といわれる軽快な運動性能を示した。モノアイ・レールは全周ターレットとなり背部の視認性が向上した。 本機には、ジェネレーターの高出力化、機動性の強化、装甲の軽量化などを施したS型 (MSM-07S) も存在し、初期は指揮官用として生産されていたが、一年戦争末期には一般兵向けの量産機も全てS型に生産が移行されている。初期生産S型の中では、赤く塗装されたシャア・アズナブル専用機が有名で、同機はジャブロー攻略戦で活躍した。後に戦場が宇宙に移行したため、宇宙では使用できない本機の一部は使い捨て兵器ゼーゴックに改造された。 より格闘戦に特化した姉妹機ゾゴックも開発されている。また、後に統合整備計画にて再設計され、各部を改良したズゴックEが開発された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ズゴック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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