翻訳と辞書 |
ソックスレー ( リダイレクト:ソックスレー抽出器 ) : ウィキペディア日本語版 | ソックスレー抽出器[そっくすれーちゅうしゅつき]
ソックスレー抽出器(ソックスレーちゅうしゅつき, Soxhlet extractor)は、固体試料から効率よく溶媒抽出するための装置。1879年にドイツの化学者フランツ・フォン・ソックスレー (Franz von Soxhlet) によって発明された。 一般的なソックスレー抽出器は、最下部に溶媒を入れたフラスコ、中間に固体の試料を入れたろ紙あるいは焼結ガラスでできた容器、最上部に冷却管がついた装置である。フラスコを加熱すると溶媒は蒸発し、最上部の冷却管で凝結する。この溶媒は滴下する際に固体試料に滴り落ち、目的成分を少量溶かしこんだ後、フラスコへと戻る。通常の場合、目的成分は溶媒より沸点が高いため、このサイクルを繰り返すことで、フラスコ内には徐々に目的成分が濃縮されていくことになる。還流する溶媒は目的成分を含まないので飽和することはなく、比較的少量の溶媒で効率よく抽出を行うことができる。 == 関連項目 ==
* 実験器具の一覧 * 分液漏斗
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソックスレー抽出器」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Soxhlet extractor 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|