|
カワセミ(翡翠、翡翆、魚狗、川蟬〔、学名:''Alcedo atthis'')は、ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される鳥の一種。水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴で、ヒスイ、青い宝石、古くはソニドリ(翠鳥、鴗〔「立」偏に「鳥」、U+9D17〕)と呼ばれることもある。 == 形態 == 全長は17 cmほどで (16-20cm〔) 、スズメよりも大きいが、長いくちばし(嘴峰長3.3-4.3 cm)のため体はスズメほどの大きさ〔高野伸二 『野鳥識別ハンドブック』改訂版、日本野鳥の会、1983年、206-207頁。〕。日本のカワセミ科のなかでは最小種となる〔。翼開長は約25 cm〔 (24-25cm〔)。体重19-40g〔。くちばしが長くて、頭が大きく〔、頸、尾、足は短い。オスのくちばしは黒いが、メスは下のくちばしが赤いのでオスと区別できる〔真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、383頁。ISBN 4-582-54230-1。〕。また、若干メスよりオスの方が色鮮やかである〔。500系新幹線のノースデザインはカワセミのくちばしをモチーフとしている〔。頭、頬、背中は青く、頭は鱗のような模様がある。喉と耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色。足は赤い〔。幼鳥は全体に黒っぽく、光沢が少ない〔。 カワセミの青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える〔。これを構造色といい〔、シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理。この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれる。特に両翼の間からのぞく背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見える。宝石のヒスイはカワセミの色に由来している。 ファイル:日本のカワセミ.jpg|オス(下嘴が黒い) ファイル:Kingfisher India.jpg|メス(下嘴が赤い) ファイル:Alcedo atthis-8b.jpg|幼鳥 ファイル:Alcedo atthis 3494.jpg|飛翔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カワセミ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Common kingfisher 」があります。 スポンサード リンク
|