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ソモンド侯爵 : ミニ英和和英辞書
ソモンド侯爵[こうしゃく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こう]
  1. (n,n-suf) marquis 2. lord 3. daimyo 
侯爵 : [こうしゃく]
 【名詞】 1. marquis 2. marquess 

ソモンド侯爵 ( リダイレクト:インチクィン男爵 ) : ウィキペディア日本語版
インチクィン男爵[こうしゃく]

インチクィン男爵()は、アイルランド貴族男爵位。
1543年に叙されたのに始まる。6代男爵の代の1654年にインチクィン伯爵、10代男爵の代の1800年にソモンド侯爵に叙せられているが、両爵位とも1855年に廃絶。インチクィン男爵のみ初代男爵に遡っての分流に継承されて現存している。2016年現在の当主は18代男爵。
== 歴史 ==
最後のであった(-1551)は、イングランドのアイルランド支配に対抗するも結局ヘンリー8世に降伏し、1543年7月1日のでアイルランド貴族爵位ソモンド伯爵(Earl of Thomond)とインチクィン男爵(Baron of Inchiquin)に叙せられた。インチクィン男爵位は通常通り直系の男系男子に継承される爵位だが、ソモンド伯爵位はマローの甥(前ソモンド王の息子)に継承される旨の特別継承権の規定が付けられていた。
この規定によりマローの長男(-1557)は、2代インチクィン男爵位のみを継承した〔。
6代男爵(1618–1674)は、ピューリタン革命期にマンスターの王党派を指揮した。1654年10月21日にはアイルランド貴族爵位インチクィン伯爵(Earl of Inchiquin)とクレア州におけるバレンのオブライエン男爵(Baron O'Brien, of Burren in the County of Clare)に叙せられた。
2代伯(1640–1692)は、1690年から1692年にかけてジャマイカ総督を務めた〔。
5代伯(1726–1808)は、襲爵前にアイルランド議会の、襲爵後はグレートブリテン議会の庶民院議員を務めた。彼は1800年12月29日に男子なき場合に兄弟への特別継承権を認めたアイルランド貴族爵位ソモンド侯爵(Marquess of Thomond)に叙せられた。さらに1801年10月2日には連合王国貴族爵位バッキンガム州におけるタプロウのソモンド男爵(Baron Thomond, of Taplow in the County of Buckingham)に叙せられたことで連合王国議会貴族院議員となったが、彼には男子がなかったためこのソモンド男爵位は彼一代で廃絶している。
初代ソモンド侯の死後、甥にあたる(1765–1846)が特別継承権の規定により2代ソモンド侯となる。彼はアイルランド貴族代表議員としてイギリス貴族院議員を務めた後、1826年7月3日に連合王国貴族爵位ヨーク州におけるタッドカスターのタッドカスター男爵(Baron Tadcaster, of Tadcaster in the County of York)に叙せられた。しかし彼にも男子はなかったのでタッドカスター男爵位は彼一代で絶えた〔。
2代侯の死後、その弟である(1768–1855)が3代ソモンド侯を継承した。彼は海軍大将まで昇進した海軍軍人だった。子供はなく、彼の死去を以てインチクィン男爵位を除く全爵位(ソモンド侯・インチクィン伯・オブライエン男爵)が廃絶した〔。
インチクィン男爵位は初代男爵に遡っての分流である5代準男爵(1800–1872)に継承された(13代男爵)〔。
13代男爵、14代男爵(1839–1900)、15代男爵(1864–1929)はアイルランド貴族代表議員として貴族院に議席を持った〔。
2016年現在の当主は18代インチクィン男爵(1943-)である〔。
邸宅はアイルランドクレア州にあるソモンド・ハウス(Thomond House)〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「インチクィン男爵」の詳細全文を読む




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