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ソルラブロート : ミニ英和和英辞書
ソルラブロート[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラブ : [らぶ]
 【名詞】 1. (abbr) lab 2. laboratory 3. love 4. (n) (abbr) lab/laboratory/love
ブロー : [ぶろー]
 【名詞】 1. blow 2. (n) blow
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ソルラブロート ( リダイレクト:ソーラブロート ) : ウィキペディア日本語版
ソーラブロート[ちょうおん]

ソーラブロートアイスランド語:Þorrablót、英語:Thorrablot)は、北大西洋の島の住民、特にアイスランド人による、ご馳走が出される祝宴である。
そこで食べられるのが、「ソーリ月(Þorri)の食物」という意味のソーラマトゥルアイスランド語:''Þorramatur''、英語:''Thorramatur'')であり、アイスランド古来の国民的な料理である。
ソーリは北欧神話における霜や冬の擬人化で、古くからトール神と同一視され、アイスランドの旧暦の第四の月の名でもあった。本来のソーラブロートはソーリに生け贄を捧げる祭儀であったが、アイスランドのキリスト教化に伴い衰退した。19世紀ナショナル・ロマンティシズムの興隆と共に、ソーラブロートは真冬の祭りとして再興された。近代における最初のソーラブロートは1873年コペンハーゲンアイスランド人の学生たちが開催し、トールを讃えるための夕食を共にしながら演説や詩の朗読を行ったという。すぐにソーラブロートはアイスランドの伝統行事となり、特に独立運動に熱心な青年会や学生グループにより盛んに行われた。
今日のようなソーラマトゥルは、1958年レイキャヴィークのナウスティズ(Naustið)というレストランが、アイスランド国立博物館に収蔵されている昔の木製のトラフに似せた食器を作り、当時すでに珍しくなっていた伝統食品を盛りつけたのが始まりである。
== ソーラマトゥル ==

昔ながらの欠くことのできないソーラマトゥルの献立は以下の通りである。生鮮食品の手に入りにくい季節の祝宴のため、料理のほとんどは保存性の高いものである。

;ケーストゥル・ハウカール (Kæstur hákarl)
:
:腐敗臭の強い発酵したサメの肉。
;スュールサジル・フリューツプンガル (Súrsaðir hrútspungar)
:ヒツジの陰嚢(睾丸を含む)を熟成させたもの。
;スヴィズ (Svið)
:ヒツジの頭部を炭焼きにしたもの。
;スヴィザスルタ (Sviðasulta)
:前述のスヴィズのコンフィ
;リフラルピールサ (Lifrarpylsa)
:
:ヒツジのレバーで作るソーセージ
;ブロウズミョール (Blóðmör)
:一種のブラッドソーセージ。リフラルピールサと同じ製法で作られるが、血液が入っている。名称は「血と脂肪」の意で、またスラウトゥル(slátur、「虐殺」)とも呼ばれる。
;ハルズフィスクル (Harðfiskur)
:
:叩いて柔らかくした魚の干物。たいていはタラコダラまたはタイセイヨウオオカミウオ(''Anarhichas lupus'')である。バターを添えて供する。
;ハンギキョット (Hangikjot)
:子ヒツジの脚を燻したもの。「掛けられた肉」の意。
;ルンダバッギ (Lundabaggi)
:脂肪の多いヒツジのともばら肉を巻いて乳清に浸けたもの。
;セルシュレイファル (Selshreifar)
:アザラシもしくはオットセイの足ひれ。アザラシ等を料理の提供者自身が捕獲した場合のみ供される。
;ルークブラウズ (Rúgbrauð)
:アイスランドの昔ながらのライ麦パン。蒸したセイット・ルークブラウズ(Seytt Rúgbrauð)と焼いたオフンバカズ・ルークブラウズ(Ofnbakað Rúgbrauð)がある。
;フラットブラウズ(Flatbrauð)、フラットキョクール (Flatkökur)
:ライ麦の平焼きパン
;カルトョフルスタッパ (Kartöflustappa)
:マッシュポテト
;ローフスタッパ(Rófustappa)
:マッシュしたルタバガ
*その他、乳清に浸けたの脂肪など
近年、若者を中心に伝統的なソーラマトゥルの料理を嫌う者が増えているため、レストランのソーラブロートでは料理、ステーキピザなども供されるようになった。しかし伝統的なソーラブロートの愛好者はこれを邪道と考えている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ソーラブロート」の詳細全文を読む




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