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ソ・ピム ( リダイレクト:ソー・ピム ) : ウィキペディア日本語版
ソー・ピム

ソー・ピム( / So Phim (Sao Phim), 1925年? - 1978年6月7日?)はカンボジアの革命家、軍人、政治家。反仏抵抗組織の地方司令官を務め、クメール人民革命党(後のカンプチア共産党)に創設メンバーとして参加。ポル・ポトの長年の同志であり、党中央委員会常任委員、東部地域書記としてジャングルにおける地下活動・反政府闘争を指揮した。政権奪取後は民主カンプチア国家幹部会第一副議長を兼務。1978年、ポル・ポトにより「裏切り者」「ベトナムCIAのスパイ」として疑われ、中央直轄軍の攻撃で東部地域軍は殲滅され、拘束直前に自殺した。
本名は ソー・バンナ (So Vanna) とされる〔Kiernan (2008), p.xx.〕。別名、チョン (Chhon)〔ヘダー・ティットモア(2005年)、86ページ注119。〕、またはソス・サル・ヤン (Sos Sar Yan)〔。また、ソ・ピム、サオ・プームとも表記される。
== 経歴 ==
ソー・ピムはフランス保護下のカンボジア東部、スヴァイリエン州に生まれた。父親はソン・ゴク・ミン率いるの一員として、ベトナムとの協力のもと、フランスからの独立運動に参加していた〔清野(2001年)、131ページ。〕。
高校では成績も良く、ピムは進学を希望した。しかし当時のカンボジアには大学はなく、留学するための資金もないため、進学を断念して僧侶となる道を選んだ〔清野(2001年)、131-132ページ。〕。ところが、1950年頃に父親がフランス当局に逮捕され、離島の刑務所で獄死したことをきっかけに、還俗してイサラクの運動に参加することになった〔清野(2001年)、132ページ。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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