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ソードワールドRPG : ミニ英和和英辞書
ソードワールドRPG[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ソードワールドRPG ( リダイレクト:ソード・ワールドRPG ) : ウィキペディア日本語版
ソード・ワールドRPG[そーど わーるど あーるぴーじー]
ソード・ワールドRPG』(ソード・ワールド・アールピージー)は、グループSNEが制作したテーブルトークRPG (TRPG) 。略称はSWRPGあるいはSW
1989年富士見書房から文庫版として発売。1996年には「完全版」と銘打った改訂版がA4判ハードカバー書籍にて発売された。2006年には関連書籍が120冊を超え、2008年のゲームシステムのバージョンアップまで二十年近く展開された国内有数のTRPG作品であった。(ただし、リプレイライトノベルが大半を占めているため、純粋なゲームのサプリメントに限れば飛びぬけて多いとは言えない。また、既に絶版となったものも多い)。長年、「国内で最も普及した国産TRPGである」と紹介されてきた〔『安田均のFANTASY GAME FILE』(安田均 富士見書房 1996年)では、文庫版基本ルールブックが発売後1年で10万部を突破したと記している(ただし、文面からは発行部数なのか実売部数なのかは判断できない)。また、ソード・ワールドRPG完全版(1996年)デザイナーズ・ノートにおいて、清松みゆきは「日本でいちばんプレイされているRPG。これが、現在の『ソード・ワールドRPG』への評価として定着しています。ゲーム・デザイナーとして、これほど誇りに思えることがほかにあるでしょうか?」と記している。『RPG用誤辞典』(RPG用誤辞典編纂委員会 富士見書房 1997年。執筆責任者は朱鷺田祐介)では、「RPGとしては一番の人気を博している」と説明している。「TRPG:サプリ」増刊『2001年版TRPGガイド TRPGがやりたい!!』(TRPG:サプリ編集部 アトリエサード 2001年)では、「ほとんどのサークル、コンベンションでプレイ可能」と紹介している。尚、平成11年11月30日に第33刷の増刷が行われている。〕。
2008年4月にルールと世界設定を刷新した『ソード・ワールド2.0』が発売されたが、本記事ではそれ以前のエディションを中心に説明する。
== 概要 ==
魔法の世界フォーセリアを舞台にした典型的なファンタジーRPGであり、グループSNEの代表作である。総監修は安田均。ワールド・デザインは水野良。システム・デザインは清松みゆき。その他、山本弘(西部諸国の設定やシナリオ集の制作)や友野詳(ワールドガイドデータの作成やアザーン諸島の設定)、川人忠明(SWツアーシリーズ。清松みゆきとの共著)などが制作に関わる。
ソード・ワールドRPGの背景世界となっているフォーセリア世界の初出は1986年リプレイ連載が開始され人気を博したロードス島戦記である。ソード・ワールドRPGではこのロードス島戦記の舞台となったロードス島の北にある「アレクラスト大陸」を主な冒険の舞台としているが、神話や歴史などにロードス島と共通する設定は多い。このことから、ソード・ワールドRPGの発売当時に、ロードス島戦記からテーブルトークRPGに興味を持ったファンでも違和感なくゲームができるようになっていた。後に、ソード・ワールドRPGでロードス島を舞台にゲームを行うためのサプリメントも発売された。
基本システムは、複数の職能(クラス)を1人のキャラクターに持たせることができる「クラススキル制」(いわゆるマルチクラス制に近いもの)を採用。乱数発生には6面ダイス2個だけを使用する。これは、6面以外の多面体ダイスが入手しにくいことに対する配慮でもある〔この選択について、2006年8月に催されたジャパン・ゲーム・コンベンション (JGC) 2006内のイベント「ソード・ワールドトークショー」にて清松みゆき自身と水野良によって昭和末期の開発当時、ドラゴンマガジン発刊初期のエピソードなどを回顧する中で由来が語られた。もっともトークショーでの発言であり話題として語られた可能性も捨てきれず、正確な由来は分からない。いずれにせよ、この選択がソードワールドが広く普及する大きな要因となったことは否定できない。〕。
ゲームのルールブックや関連製品の多くは文庫の形態で提供されている。ソード・ワールドRPGが発売された1989年当時はテーブルトークRPGの多くは玩具店で高価なボックス版で売られていたため、ソード・ワールドRPGはトンネルズ&トロールズファンタズム・アドベンチャーと並んで一般書店で安価に入手できるゲームとしてテーブルトークRPG入門者などに重宝された。時代が下るにつれてルールやデータ、世界設定などが煩雑化していき、文庫の形態では量的に提供しにくくなったこともあって、関連書籍の多くが大判書籍で出版されるようになっていったが、リプレイや小説などは文庫での提供を続けていった。2008年に発売されたソード・ワールド2.0では、文庫の形態を中心とした形での関連書籍の提供を再び行っている。
富士見書房が刊行している『月刊ドラゴンマガジン』での関連記事掲載をメインとしつつ、現在では新紀元社刊行の『Role&Roll』やゲーム・フィールド社刊行の『ゲーマーズ・フィールド』にも記事を提供している(後者は広告記事)。以前は同じ富士見書房から刊行されたTRPG専門誌『RPGドラゴン』を主軸に展開していたが、同誌が休刊してからは一時期サポート体制に滞りが生じたことがある。『RPGドラゴン』に掲載された記事の中には、単行本未収録の企画や休刊とともに未完となった企画が存在する。
2003年にグループSNEは、本作のゲームシステムを他ゲームにも適用することを企図し、米国のd20システムに倣って、2d6システムと名付けたが、現在この呼称は公式には使われていない〔2d6システムと名付けられたのは『スクラップド・プリンセスRPG』発売の際である。専用のロゴまで作成されたが、このロゴをつけた製品は同RPG1冊のみとなっており、2d6システムの展開は止まっている。ソード・ワールドの後続製品にも2d6システムのロゴや表示はない。〕〔同様のシステムを使用したものとして、『ドラゴンハーフRPG』、『スクラップド・プリンセスRPG』がある。ただし、キャラクター作成方法が異なるなど、完全な互換システムではない。なお、ドラゴンハーフRPGのレーティング表の打撃力50以上の箇所は1990年代前半において、ソード・ワールドのQ&Aコーナーで『打撃力50を越えるダメージはどうやって算出するのか?』という質問の答えとして『これを使ってください』という回答がなされたことがあり、一時期ソードワールドの補完ツール的に使用されたことがある。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ソード・ワールドRPG」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sword World RPG 」があります。




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