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ソード・ワールドRPGリプレイ第1部 : ミニ英和和英辞書
ソード・ワールドRPGリプレイ第1部[そーど わーるどあーるぴーじーりぷれいだいいちぶ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [だい]
 (n,pref) ordinal

ソード・ワールドRPGリプレイ第1部 : ウィキペディア日本語版
ソード・ワールドRPGリプレイ第1部[そーど わーるどあーるぴーじーりぷれいだいいちぶ]
ソード・ワールドRPGリプレイ第1部(ソード・ワールドアールピージーリプレイだいいちぶ)は、『月刊ドラゴンマガジン1988年11月号に初出し1989年から1990年まで連載された、テーブルトークRPG (TRPG) 『ソード・ワールドRPG』のリプレイ作品。全3巻9話。リプレイ第1部、スチャラカ冒険隊編とも称される。新装版はスチャラカ編と正式に銘打たれた。ゲームマスター (GM) は山本弘。イラストレーターは草彅琢仁
プレイヤー・キャラクター (PC) は、ザボ、ケッチャ、ユズ、ディーボ、アリシアン、ケインの6人。

== 概要 ==
後にグループSNEの代表作となるTRPG『ソード・ワールドRPG』のリプレイシリーズの第1作である。『月刊ドラゴンマガジン』1988年11月号に掲載された「呪われた地下神殿」(後、「冒険者たちの序曲(プレリュード)」に改題)は、当初はその1回だけで終了する単発作品の予定であったようだが、同誌1989年2月号から同じGMとPC(プレイヤーも同じ)によって正式に雑誌連載が開始された。
『ドラゴンクエスト』に代表されるコンピュータRPGの隆盛は、作品のシナリオにも影響を与えている。当時、特にコンピュータRPGのモンスターと言えば「とにかく倒して経験値を稼いでキャラクターを成長させるためのもの」との認識が一般的になりつつあった時代であり、GMの山本はこの風潮を憂えていた〔山本は1987年に雑誌『ウォーロック』にて人間のパーティに一族を倒されたモンスターを主人公とし、モンスター視点から人間たちに復讐を行うゲームブック『モンスターの逆襲』を発表。1988年4月には現代教養文庫より文庫として発売されている。〕。そのような時代へのアンチテーゼとして生まれたのが第6話『モンスターたちの交響曲(シンフォニー)』である。このシナリオは様々な賛否両論を巻き起こし、当時のTRPGプレイヤーに強い印象を与えた。もっとも、この作品によって「好印象のモンスター、悪印象のファリス神官」が流行したことは、長らく制作者側の悩みの種ともなった。この流行はさらに「サーラの冒険」を経て「善良なファラリス信者」の流行へと向かい、さらなる悩みの種を生むことともなった。
作品のスタイルとしては、特に第1話については地の文がやや多めである。第1話の発表時はまだルールブックが発売されておらず、ゲームシステム面の説明が多くなったためである。なお、この作品で使用された''プレイヤーの発言が「 」(かぎ括弧)で書かれ、キャラクターとしての台詞がさらに『 』(二重かき括弧)になる''という記述スタイルは、長くソード・ワールドRPGリプレイシリーズの記述スタイルとして使用されたが、後に清松みゆきが読みづらいと指摘している(アンマント財宝編『大迷宮に勇者が挑む』より)。新ソード・ワールドRPGリプレイ(ヘッポコーズ編)以降は、清松の提案に従って「キャラクターの台詞のみ括弧つき」に変更された。
現在まで続く『ソード・ワールドRPG』普及の牽引役の1つとして、さらに日本のTRPG出版業界における「新製品をリプレイで紹介し、商業ベースの単行本として発売する」という日本独自の慣習を生み出した作品として、大きな影響力を与えた。
各話のサブタイトルは山本ではなく担当編集者の命名。後の方になると音楽ネタが尽きてきて苦しくなったという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ソード・ワールドRPGリプレイ第1部」の詳細全文を読む




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