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ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー (Solar Dynamics Observatory, SDO)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が打ち上げた太陽観測衛星である。打ち上げは2010年2月11日に行われ、5年以上にわたる太陽の継続観測を予定している。この衛星は、Living With a Star (LWS)プログラムの一環である。LWSプログラムの目標は、日々の生活にも関連の深い太陽-地球系を科学的によりよく理解することである。またSDOの目的は、太陽大気を高い空間分解能・時間分解能で多波長観測し、地球と地球周辺の空間に対する太陽の影響を調査することである。SDOは、太陽磁場がどのようにして形作られ、そこに蓄えられた磁場のエネルギーがどのようにして太陽風や高エネルギー粒子、太陽光に変換されて地球周辺も含む太陽圏に放出されるのかを調査する。 == 概要 == SDO衛星は、メリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターで組み立ておよび打ち上げ前の試験がなされ、2010年2月11日にケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。5年3カ月にわたる軌道上での観測を予定しており、さらに5年間の追加運用も期待されている〔。SDOは先に打ち上げられた太陽観測衛星SOHOの後継機と位置づけられることもある。 SDOは三軸姿勢安定方式を取る衛星であり、2枚の太陽電池パネルと2基のハイゲインアンテナを備えている。SDOには3つの観測装置が搭載されており、コロラド大学ボルダー校大気宇宙物理研究所(LASP)との協力で開発されたEVE(Extreme Ultraviolet Variability Experiment,極紫外線変動観測装置)、スタンフォード大学との協力で開発されたHMI(Helioseismic and Magnetic Imager)、ロッキード・マーチン太陽天体物理学研究所との協力で開発されたAIA(Atmospheric Imaging Assembly)である。観測されたデータは、地球に送られて直ちに利用可能な状態に置かれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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