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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
底痕(ていこん、、ソールマーク)とは、主に砂岩層の底面にみられる堆積構造の一種。泥などの堆積物の表面につくられた溝の上に砂の粒子が堆積し、固結した後に砂岩層の底()に付く模様のこと。層裏痕とも。 海底の底ではなく単層(地層)の底を指すが、海底にみられる何らかの痕跡を「底痕」と呼ぶこともあり、その命名者などが大勢いることからソールマークと称呼する場合が多い。水流のほか何らかに削られた跡を削痕といい、運搬された粒子のほか何らかの物による跡を物痕(〔)という。なお、水流により海底に直接刻まれた模様は漣痕といい、紛らわしいときはリップルマーク(漣痕と同義)と呼ぶ。 == 底痕の分類 == 砂泥互層からなる砂岩層の下底によく認められ、大陸斜面のような海底の斜面直下における混濁流による堆積物、いわゆるタービダイトによって形成されると顕著な特徴が現れる。混濁流(乱泥流)による粒子の沈降は級化作用により下方ほど粗粒、上方ほど細粒になる。従って、凝固していない泥の層直上に砂等が堆積するため、元の地形環境が明瞭に保存され、比較的硬質な砂岩層にプリントされた跡が残ることになる。 底痕は成因によって次の3種に大別される。 ; 流痕() : 水流の作用によって形成。堆積時に泥が削られる無機的な形成。その成因から、堆積物を運搬した流れの方向(古流向)を推定する有力な手がかりであり、後背地(堆積物の供給元)の考察など、堆積環境を復元する上で他の堆積構造(斜交層理など)と共に重視される。 ; 荷重痕() : 重力の作用によって形成。堆積後に砂の層の荷重により泥の層に砂がめり込むようになる無機的な形成。 ; 生痕() : 古生物の活動によって形成。泥の層にある巣穴、這い跡、足跡、糞化石などの痕跡上に砂が堆積しトレースされたもの。トレースされた生痕化石。群集していることが多く、堆積環境が浅海にあることを示す。生物そのものを巻き込み堆積した化石を包含して指すこともある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「底痕」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sole markings 」があります。 スポンサード リンク
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