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ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)は、フランス西部を原産地とする白ワイン用ぶどう品種である。ボルドーおよびロワール川流域のワイン産地では、白ワイン用のメインの品種になっており、現在では、ニュー・ワールドと呼ばれる南北アメリカやオセアニア、南アフリカなどのワイン産地でも、シャルドネとならぶ重要な白ワイン用品種である。名称はフランス語のsauvage(ソヴァージュ、野生の)とblanc「白い」に由来するとされている。なお、世界で最も多く栽培されている赤ワイン用ぶどう品種カベルネ・ソーヴィニヨンは、これとカベルネ・フランという黒ぶどうとの交配種である。 ソーヴィニヨン・ブランは、明るい緑色の、ワイン用としてはやや大粒な実のなるぶどうで、ワインは、青草、ハーブ、熱帯果実などの香りがある。ブラック・ユーモアの好きなフランス人にいわせると、ソーヴィニヨン・ブランは「ねこのおしっこ」、シャルドネは、「犬のおしっこ」のにおいがするという。ワインの色は明るい緑色で、酸味が強くフレッシュ感があり、魚介類特に生がきによく合い、チーズ、中でも独特の臭みのあるブルーチーズ青カビチーズ)やシェーヴル(やぎの乳で作ったチーズ)などのよいパートナーになる。 ==フランス== ===ボルドーワイン=== グラーヴ地区の高級白ワインのほか、比較的安価なワインが大量に作られているアントル・ドゥー・メール(ガロン川とドルドーニュ川の合流点より上流の中州地域)で多く栽培されている。また、世界最高の甘口白ワインといわれるシャトー・ディケムで有名なソーテルヌやバルザックのワインでは、セミヨン種が主体だが、酸味を補うために、この品種が混醸されている。 ボルドーと似たタイプのワインが作られるアキテーヌ地方の、モンラヴェル、ベルジュラック、モンバジャック(以上ドルドーニュ県)、コート・ド・デュラ(ロット=エ=ガロンヌ県)でも、白ワインの主体はソーヴィニヨン・ブラン種である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソーヴィニヨン・ブラン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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