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zoea
ゾエア zoea は、十脚目(エビ・カニなど)の幼生の段階に与えられた名である。胸部の付属肢で遊泳し、プランクトン生活をする。同時期の幼生の名は群によって異なる場合もあるが、まとめてゾエアとすることも考えられている。 == 概説 == エビ・カニ類の多くは卵を腹面に保護し、時期が来ると海中に幼生を放出する。このときに放出される幼生が、ゾエアである〔石川編(2008),p.266〕。頭胸部と腹部からなり、胸部の3対の付属肢を使って泳ぐことが出来る。この付属肢は成体では顎脚に当たるものである。頭胸部を覆う背甲には鋭い棘状の突起を持つのが普通である。更に発生が進むと胸部の歩脚が発達し、腹部の付属肢で遊泳するメガロパになる。 なお、同じように胸部付属肢で遊泳する段階にある十脚目の、あるいはそれ以外の甲殻類の幼生のそれに相当する段階の幼生を含める語としてゾエアを使う場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゾエア」の詳細全文を読む
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