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『仮面ライダーフォーゼ』(かめんライダーフォーゼ、欧文表記:''KAMEN RIDER FOURZE'')〔タイトル・ロゴには「仮面ライダーフォーゼ」と「KAMEN RIDER FOURZE」が併記されている。〕は、2011年(平成23年)9月4日から2012年(平成24年)8月26日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。 平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダーシリーズ生誕40周年記念作品。キャッチコピーは「青春スイッチオン」、「宇宙キター!」 == 特徴 == 平成仮面ライダーシリーズ第13作にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品。 本作品は、東映での小惑星探査機はやぶさを題材にした映画『はやぶさ 遥かなる帰還』の制作やスペースシャトル退役など宇宙関連の話題が相次いだことや放映年がユーリイ・ガガーリンらによる人類初の有人飛行から50年後であることから「宇宙」をテーマとし〔、特に「宇宙開発」を色濃く出した設定となっている。また、ジョン・ヒューズ監督の映画作品を意識したかのような、シリーズ初の「学園青春ドラマ」に沿って物語は進行する〔。この設定について、スタッフはいわゆる「ご近所もの」という後者に、スケールにギャップのある前者を組み合わせることにより生じる「新たな面白さ」を追求した挑戦だと語っている。本作品は主人公の弦太朗が仲間との友情を築き上げることも作品の大きな魅力のひとつで、本作品で脚本を担当することになった中島かずきによると、この行動には「仮面ライダーであることとはどういうことなのか?」というテーマも含まれているという〔『仮面ライダーフォーゼの教科書』〕。 本作品では、一般人である主人公や敵の人間が「アストロスイッチ」と呼ばれるキーアイテムを用いて仮面ライダーや怪人へ変身する。怪人の正体が視聴者に判明するまでは声に特殊な加工が施され、「仮面ライダー部」が犯人(怪人)の正体を探索するなど、前々作『仮面ライダーW』に似た構成となっている。また、『W』後半で登場した闇の組織「財団X」は本作品の劇場版でも登場するほか、後にはテレビシリーズ本編にも登場する。その一方、世界観は『W』の「風都」という都市単位に対し、本作品では「天ノ川学園高校」というさらに狭い範囲での物語がなされている。そのため、ゲストの大半が学園の生徒に限定され、以前に登場した人物が敵となって再登場したり、かつて怪人として仮面ライダーに倒された人物が何らかの形で再登場したりと、よりキャラクター像を濃く描いた部分がある。また、作中での死亡者は平成仮面ライダーシリーズ中でも特に少ない〔作中開始時に既に死亡していた者を除く本編中での明確な死亡者は、我望、速水、立神、江本の4人のみ。怪人であるゾディアーツによる被害者の中で、死亡した者は1人もいない。〕。 本作品の企画準備を進めていたところ、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、企画作業も諸所に中断したが、やがて再開した。その際、スタッフ達が「震災後に登場する新しいヒーロー、その1番手」になることに気づき、「子供たちをとにかく明るく元気にしたい!」という思いを込め、本作品でそれを実現しようとフォーゼを「日本を元気にするヒーロー」と定義している〔。そのため、平成主役ライダーに伝統で取り込まれていたマスクデザインの涙ライン(涙の跡に見えるライン)は意図的につけていない〔『語れ!平成仮面ライダー』P.68〕。 次回作『仮面ライダーウィザード』以降は全編のメインカメラがアーノルド&リヒターのフルHDカメラ「ALEXA」に変更されたため、本作品はパナソニックの「VARICAM」を使用した最後の作品となった。 主人公がリーゼントヘアーであることに対して多くの抗議が寄せられたとされ、次々作『仮面ライダー鎧武/ガイム』でメインライターを務めた虚淵玄は本作品の件を引き合いに抗議を受けそうな要素の除去が徹底していたと証言している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面ライダーフォーゼ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kamen Rider Fourze 」があります。 スポンサード リンク
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