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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 家 : [いえ, け] 1. (suf) house 2. family
ゾルディック家(ゾルディックけ)は、冨樫義博の漫画 『HUNTER×HUNTER』に登場する架空の暗殺者一家。主要登場人物の1人であるキルア=ゾルディックの生家であり、現在はキルアを含めた10人で構成されている。 伝説の暗殺者一家と称され、「誰も真の顔を見たことがない」「顔写真ですら1億ジェニーの値がつく」と噂されていたが、実際には潜伏などは一切していない。パドキア共和国デントラ地区のククルーマウンテンにある邸宅は観光スポットになっている。地元では暗殺を請け負う家業は知られているが、恐れられず名家として慕われている。 山中に入るための巨大な正門は正式名称を「試しの門」(別名「黄泉への扉」)と呼ばれており、その名の通り入る者の力を試す門である。扉の重さは片方2トンずつで、押す者の力に応じて1から7までの大きい扉が開く仕組みになっており、数が増えるごとに重さが倍になっていく(7の扉の重さは片方128トンずつ)。試しの門を開ける以外の手段で入った者は侵入者と見なされ番犬のミケに攻撃されるため、最低でも片方の2トンの扉を開ける力がなければゾルディック家を訪れる資格はないとされる。 家族間で考え方・方針の違いが生じた場合、敢えて意見を統合せずに、『家族』は殺さないという条件のもと、それぞれが自分の望む方法を通すために最大限努力する、通称「家族内指令(インナー・ミッション)」と呼ばれる方式が取られ、作中では、「会長総選挙・アルカ編」において、ネフェルピトーとの戦いで念能力の「『誓約』と『制約』」の反動で危篤状態になったゴンを救う為に、キルアがアルカを解放しようとしたことをきっかけとして生じた「キルアとイルミ・シルバ・キキョウの対立」という形で表されている〔イルミは、この「インナー・ミッション」においては「『家族』は殺さない」とキルアに話している一方で、シルバ同様、アルカを「家族」とは見なしておらず、またキルア・アルカ追跡の際に、自身が協力を申し出たヒソカに「キルアと行動を共にしている執事(ゴトー、カナリア、アマネ)の排除」を依頼していることから、ゴトーら執事に対しても「『家族』ではない」と考えている模様。〕。 声の項は第1作 / 第2作の順。 == キルア=ゾルディック == 声 - 三橋加奈子 / 伊瀬茉莉也 ゾルディック家三男、第288期ハンター試験合格者。年齢は12歳(初登場時は11歳)。誕生日は7月7日(七夕)。身長158cm、体重45kg。血液型はA型。銀髪の少年で、主人公ゴン=フリークスの親友。 家族や執事ら使用人以外と接する機会のない生活を送ってきたが、暇潰しのつもりで受けた第287期ハンター試験でゴンと出会い、生まれて初めての友達ができる。以後、多くの時間をゴンと共に行動する。第287期ハンター試験は最終試験で対戦相手のボドロを殺害し自主的に失格となるが、第288期で他の参加者を軒並み叩きのめして唯一の合格者となった。 幼少から暗殺者になるための英才教育を受けており、少年ながら既に多数の実戦経験を積んでいる。暗殺術の才能はゾルディック家史上随一と言われるほどで、次男ミルキ以外の家族は全員、キルアをゾルディック家の後継者と認めており(そのミルキも、キルアの才能はゾルディック家で随一と評価している)、執事一同からも敬愛されている。逆にキルアは家族に対し、母のキキョウは鬱陶しく感じ、次男のミルキを軽視し、祖父のゼノと父のシルバのことを尊敬し、長男のイルミには畏怖の感情を抱いている。一方でアルカに対しては、一時期は忘れてしまっていたようだが、「妹」として時に過保護とも言えるくらいに可愛がり、彼女を道具扱いするイルミたちには激しい怒りを見せている。なお、マハやカルトに対して、キルア自身はどう思っているのか不明で、総集編treasure2の相関図にも書かれていない〔総集編treasure2の相関図によると、マハは基本的に家族の事についてはノータッチとなっているため、キルアと交流があるのかも不明。〕。 念を習得する前は自身の実力を過信していたようで、ネテロとのボール取り合戦では、あれ以上続けたら殺してでも奪いたくなると考え、またウイングから殺したいと思ってもいいかという問いかけに対し「無理だから」と了承するなど、遥か上の実力者の実力を推し量れていなかった。 直情径行で無邪気・無鉄砲なゴンとは対照的に、冷静沈着で頭の回転が速く現実主義者であり、まず状況を的確に把握し、その上で極力危険を避けるよう行動を起こす。ただし時に臆病とすら言えるほどの慎重さは生活環境によって培われただけではなく兄のイルミによる洗脳によるものでもあり、洗脳のための針を自ら摘出した後には根本の慎重さはそのままに以前と比べて大胆で覇気のある性格となった。もっとも、慎重派ゆえに作戦の段階で仲間と意見が分かれることもある。お菓子やゲームが好きで、金銭感覚に乏しく賭け事に嵌りやすい。 父シルバの「俺の子だ」という確信に基づき、「勝てない敵とは戦わない」というイルミの針の操作によりキルアは敵前逃亡してゴンを裏切り、「仲間を裏切るな」という父との誓いを破ったキルアは自発的に殺し屋となると目論まれていたようだが、キルアが自ら針を引き抜いた事でこの目論みは失敗に終わった。グリードアイランド編、キメラ=アント編、選挙編を経て成長しており、ツボネに「イルミ様に遅れを取らない」と評されている。 第287期ハンター試験から戻ってきた時は試しの門は3の扉(16トン)まで開けているが、キメラ=アントとの戦いが終わって戻ってきた時は5の扉(64トン)まで開けている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゾルディック家」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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