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ゾロ (''Zolo'') は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS)の一つ。初出は、1993年放送のテレビアニメ『機動戦士Vガンダム』。 作中の敵側勢力である「ザンスカール帝国軍」(ベスパ)の地上用量産機。腕に装備されたエネルギーの回転翼「ビームローター」が生み出す斥力により、有重力下での単独飛行を可能としている。さらに、機体の上下半身が単体の飛行メカに分離・変形する可変MSとしての特徴も併せ持つ。 『Vガンダム』劇中で登場する最初のベスパ製量産機だが、設定上の開発順は中盤以降に登場する宇宙用量産機「ゾロアット」の後となっている。一般機のカラーリングはダークグリーン、ベスパ将校「クロノクル・アシャー」の専用機は赤に塗装されている。 本記事では、発展機である「トムリアット」と「ドムットリア」の解説も記述する。 == 機体解説 == ベスパの地球侵攻に際し、宇宙用主力MSゾロアットを重力下用に設計変更した分離可変型MS。 ベスパの旧サナリィ技術陣は、ビーム・シールドの技術を応用したビーム・ローターを完成させ、従来では高出力のジェネレータを備えた重MSでしか実現できなかったミノフスキー・クラフトを、量産用のジェネレータで可能とした〔『NEWモビルスーツバリエーション・ハンドブック(1)』18頁。〕。これを本機に採用し、MS単機での長距離飛行が可能となった。また回転させていないビームローター発信機から棒状のビームを伸ばしたり〔アニメ第6話より。〕、ビームを出していない発信機を単体で飛ばして手裏剣のような使い方も可能である〔アニメ第3話より。〕。 分離変形機構により、分離後は上半身が戦闘ヘリコプターを模したビーム・ローターを装備した「トップターミナル」に、下半身は「ボトムターミナル」となる。分離後の武装はトップターミナルには固定武装のみ〔ビームガン兼用のビームサーベルもトップターミナルに固定されているものの劇中では使用されておらず、分離状態で使用できるかどうかは不明。〕となる。ボトムターミナルにはMS用の携行装備が腰部などにジョイントされ、その操作は有人機のトップターミナルからのミノフスキー・コントロールという、ミノフスキー粒子の光子振動を利用した無線誘導技術で行われている〔講談社「総解説 ガンダム辞典ver1.5」P143〕。劇中では長距離移動などの移動時は分離変形した状態で行われている〔アニメ第1話、3話、4話等で使用。ただし第5話で対地爆雷コンテナを使用した際にはMS状態で移動している。〕。合体時の誘導はレーザー通信で行われるためミノフスキー粒子散布下でも影響を受けない〔。トップターミナルだけで運用されることもあった〔アニメ第10話より。〕。またボトムターミナルはそれ自体を突撃させて質量爆弾としての運用も可能であった〔アニメ第39話で使用。〕。 全天周囲モニター・リニアシートを採用しておらず、第一世代MS(一年戦争時代の機種)のようなコクピット仕様となり、脱出時はヘリコプターのコックピット部がそのまま射出されて脱出ポットとなる〔。 しかし突出した能力は持っておらず、戦闘時においても分離型のため合体の隙を突いて撃破されることもあるため、チームでの戦いでは互いに援護しながら変形を行うこともあった。〔アニメ第4話でサバトが互いに援護しながらの変形を指示するも変形中の隙を突かれて1機撃墜される。〕 画期的な技術を備えた機体だったが対MS戦闘能力は十分なものではなく〔講談社「総解説 ガンダム辞典ver1.5」P336〕、後継機に押される形で一線から退いていき、戦争終盤では完全な旧式機となる。 ; 劇中の活躍 : 第1話よりラゲーン基地に多数配備されているベスパの地球侵攻の主力兵器として登場。劇中序盤のベスパの戦力の要として、ウーイッグの爆撃やポイント・カサレリアでのリガミリティアとの戦闘で活躍する。クロノクルがカサレリアを訪れた際にウッソ・エヴィンがクロノクルに奪取されたヴィクトリーガンダム(Vガンダム)を取り戻すために乗り捨てられた本機を使って交戦している。後継機のトムリアットの登場により一線を退く。 : 劇中後半にはラゲーン基地からの脱走兵がボトムターミナルのみを大量に持ち出し、それぞれを突撃させる質量爆弾として用いるための罠を張るが、ウッソ・エヴィンのV2ガンダムに破られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゾロ (ガンダムシリーズ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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