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ゾンド7号[ぞんど7ごう]
ゾンド7号(ゾンド7ごう、ロシア語:、英語:Zond 7)は、1969年にソビエト連邦によって打ち上げられた宇宙船。月に接近したのちに地球に帰還した。人が乗れるように設計されていたが、試験飛行のため無人だった。ゾンド7号は、L1計画のために設計されたソユーズ7K-L1型宇宙船の4回目の飛行だった。 == 概要 == ソ連はアメリカのアポロ計画に対して、L1計画とL3計画という二つの計画を構想していた。L1計画の目的の月接近飛行はアポロ8号によって、L3計画の目的の月着陸はアポロ11号によって、それぞれ先に達成されてしまったが(特にアポロ11号はゾンド7号打ち上げのわずか3週間前に有人月着陸を達成していた)、計画は引き続き進められることになった。 1969年8月7日、ゾンド7号はバイコヌール宇宙基地よりプロトンロケットにで打ち上げられた。宇宙船はパーキング軌道に投入され、続いてロケットの地球周回軌道脱出ステージを点火して月へ向かう軌道に乗った。用を成した脱出ステージは切り離された。月へ向かう途中には、搭載されたカメラによって地球の撮影が行われた。 8月11日、ゾンド7号は月まで1984.6kmの距離に接近し、二回に分けて月の撮影を行った。宇宙船の軌道は月の引力によって変えられ、地球へ帰還する軌道に乗せられた。8月14日、ゾンド7号は大気圏に突入し、予定されていた着陸地域であるカザフスタンの Kostanai に軟着陸した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゾンド7号」の詳細全文を読む
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