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タイ国王()は、タイ王国の元首〔仏暦2540年タイ王国憲法(1997年)にて「元首(プラムック)にておわしまします国王」(憲法第2条および第3条)とある。〕である。 憲法によればその地位は「尊敬し崇拝すべき地位」(第8条)として人民の最高点に立つ人物とされており、「タイ軍の総帥」(第9条)として軍隊の中で最高の階級が与えられ、「仏教徒であり且つ宗教の保護者」(第10条)として宗教界の頂点に立つとされている。一般のタイ国民との大きな違いとして、国王はその行為に関して無答責、「何人も問い詰めたり告訴する事は出来ない」(第8条)地位にある。また、仏暦2499年刑法(1956年)の112条(国王、王妃、王位継承者および摂政に対して侮辱、軽蔑、あるいは害をなそうとするものは、3年から15年の禁固刑に処す)によって国王に対する侮辱には罰則が与えられており、国王は特権的な位置づけがなされている。 注:以下の文章の括弧内は元になった法律や条項を指す。括弧の中に法律名が無い場合、仏暦2540年タイ王国憲法を指すとする。 == 国王の役割 == === 立法 === *プララーチャバンヤット (พระราชบัญญัติ) *プララーチャバンヤット案(以下、法案とする)が人民代表院、上院を通過した場合、内閣総理大臣によって20日以内に国王に送付される。この時点で国王が署名を行えば、官報に告示されプララーチャバンヤット(以下、法律とする)として効力を有するようになる。90日を越えても法案に国王の署名がなされずに返送された場合は再審議がなされる。この後再可決され、内閣総理大臣が国王に法案を送付し、国王が署名を行えば官報に告示して法律として効力を有するようになる。国王に送付された法案が30日以内に国王の署名を受けずに返送された場合、法案は国王が承認したものと同様に、内閣総理大臣によって官報に告示され法律としての効力を有する(93から94条による)。つまり、国王は法律を絶対的に拒否する権限はなく、国王自身もつとめて法案に対する署名の拒否を自粛する傾向にある。ただし、2003年には両院を通過した誤字脱字だらけの法案が国王によって署名を拒否され返送されるということもあった。 *勅令(プララーチャカムノット)(พระราชกำหนด) *緊急事態に際して、内閣の助言に基づいて国王の署名を記した法的拘束力のある条文である。後に国会で審議され国会が承認しない場合や憲法裁判委員会によって違憲判決が出されると効力を失う(218条から219条)。国会が解散中であったり招集が行えない場合(特に緊急事態など)においてある法案の施行に緊急を要す場合に出されるもの。 *上院議員 *国王は上院議員の任命を行うことが出来る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タイの国王」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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