|
ゲーンあるいはケーン( 、kaeng/gaeng)は、タイ料理を代表するスープである。 水分量や素材は様々である〔タイ観光旅行ガイド「バンコクナビ」 『タイカレー特集(Gaengゲーン)』2013.3.10〕。様々な香辛料・ハーブ、水かココナッツミルク、肉・魚介類、野菜や果物などから作られる。サラリとしたスープ状の食品であり、主に飯に掛けて食べる〔。 == タイカレー == タイ国外では、一般的に「タイカレー」と呼ばれるが、ゲーンはインド料理のカレーや、東南アジア各国の類似の料理と比較して、乾燥させた香辛料を混合したものよりも生のハーブや芳香の強い葉を多用する点に違いがある〔Thai curries rich in flavour 〕。また、香辛料を使わないものもゲーン(汁物)と呼ばれる場合がある。ゲーンの種類は多くそれぞれ固有名称があるが、大まかに分けて「レッドカレー」「グリーンカレー」「イエローカレー」などと分ける場合があり、これもタイカレー同様にタイ国外での一般名称である。様々な香辛料を調味した「ゲーン・クルーン」(ゲーンの調味ペースト)を作りこれを用いて調理するが、。 そもそもインドにおいてもカレーなる語は元々存在せず、インドの香辛料を使った様々な料理を、外国人がそう呼んでいるに過ぎない。タイにおいてカレー/"kari"()/として知られる料理は、タイ語でポン・カリー(''phong kari'')というインド風のカレー粉を用いた料理またはゲーン・カリーを指す。カレー粉を利用したタイ料理には、クン・パット・ポン・カリー(''Kung phat phong kari''、エビと卵のカレー粉炒め)などがある〔http://www.thaifoodmaster.com/recipes/main_dish_recipes/42〕。ちなみにカレー粉も元来インドに存在したものではなく、インドの混合香辛料をもとにイギリス人によって生み出されたスパイスミックスである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゲーン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thai curry 」があります。 スポンサード リンク
|