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タイセイヨウクロマグロ(大西洋黒鮪、学名 ''Thunnus thynnus'')は、スズキ目・サバ科に分類される魚の一種。大西洋の熱帯・温帯海域に分布する大型魚である。マグロ属の最大種で、分布域ではない日本にも食用として輸入されている。 かつては太平洋産のクロマグロと同種とされていたが、太平洋産はタイセイヨウクロマグロの亜種 ''T. t. orientalis''、または別種 ''T. orientalis'' として分類する説が支持されるようになった。また、「タイセイヨウクロマグロ」という和名は別種 ''T. atlanticus'' に当てられた「タイセイヨウマグロ」と紛らわしいため、ニシクロマグロ(西黒鮪)という和名も提唱されている。 == 特徴 == 成魚は最大で全長458 cm・体重680 kgの記録がある。太平洋産のクロマグロよりも大きく、大型魚が多いマグロ類の中でも最大種である。 本種とクロマグロは、マグロ属の中で最も胸鰭が短く、第二背鰭に届かない点で他種と区別できる。嘗てこの2種は同種とされていたが、分布が連続しないこと、鰓耙数が異なること(クロマグロ32-39、タイセイヨウクロマグロ34-43)、タイセイヨウクロマグロは体腔背壁の筋肉が腹腔内に出るがクロマグロは出ないことなどから、亜種または別種とする見解が登場した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タイセイヨウクロマグロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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