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Time Capsule
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タイムカプセル()とは、カプセル状の容器にその時代のものを入れて地中に埋め、ある年月後に開けるものである。 日本で知られるものとしては、1970年の日本万国博覧会の年に、松下電器(現・パナソニック)と毎日新聞により企画、製作され大阪城公園に埋められたタイムカプセルがあるが(6970年開封予定)、学校においての卒業記念や、会社の創業○周年記念、建物竣工記念などでつくられることがある〔上記タイムカプセルは2つあり、一つは2000年に点検のため開封された。内容の確認後再度埋められ、100年ごと(世紀末の年)に開封される予定となっている(次回は2100年の開封を予定している)。〕。 == タイムカプセル登場前史 == 「タイムカプセル」という用語の登場は、後述のようにニューヨーク万国博覧会とされるが、貴重品を後世のために隠しておくというアイデアは、遠くメソポタミア文明にまで遡り、メソポタミアの都市遺跡の城壁の中に隠されていた小部屋の中から5,000年前の箱が発見されているなど〔、神殿や城塞の建設時に記念物を埋めることが行われてきた。現存する人類最古の文学であるギルガメシュ叙事詩の冒頭は、ウルクの城壁の礎石の中にある銅の箱の見つけ方から始まる。この箱にラピスラズリの銘板に書かれたギルガメシュの物語が保管されており、ここから彼の物語が語られる。 また末法思想の影響を受けた日本では、経典を後世に残すために陶・石・金属などで作られた容器(経筒)に納め、さらにそれを石・陶製の外容器に入れて、除湿剤(木炭)ともに埋納する経塚が多数作られた〔経塚 - コトバンク〕。最古の経塚とされる金峰山経塚では、1007年(寛弘4年)在銘の経筒が出土している。 現代につながるタイムカプセルの発想自体は、1876年のフィラデルフィア万国博覧会で既に現れており、「センチュリー・セーフ(世紀の金庫)」と名付けられたタイムカプセルが100年後に開かれる予定で用意された〔 久島伸昭、日本計算工学会誌「計算工学」7号、2002年〕。 1936年、ジョージア州アトランタのオグレソープ大学(Oglethorpe University)は「文明の地下聖堂(Crypt of Civilization)」と呼ばれる小さな地下室を学内ホールの地下に作り、様々な書籍を撮影したマイクロフィルムや映像テープ、音声テープなどを収納してステンレス鋼のドアで密封し、8113年に開けることにしている。これは「タイムカプセル」という言葉のできる前の物だが、現代の意味のタイムカプセルの最初のものとみなされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タイムカプセル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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