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タイヨウチュウ : よみがなを同じくする語

太陽柱
太陽虫
タイヨウチュウ : ミニ英和和英辞書
タイヨウチュウ[たいようちゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


タイヨウチュウ ( リダイレクト:太陽虫 ) : ウィキペディア日本語版
太陽虫[たいようちゅう]

太陽虫(たいようちゅう、heliozoa)は、微小管の通った多数の針状の仮足軸足、じくそく)を持つ、ほぼ球形のアメーバ様原生生物の総称である。淡水に多いが海水からも見つかる。放散虫に似ているが、細胞質を内外二層に分ける中心嚢がないことと、ある種のものが作る単純な鱗片や棘を別にすれば、骨針や殻などの堅く複雑な骨格がないことで区別される。なお特に無殻太陽虫類の''Actinophrys sol'' Ehrenbergに対してタイヨウチュウの和名が与えられている。
== 概論 ==
太陽虫に共通する特徴として、積極的に移動するような運動がほとんど見られず、軸足を用いて通りがかった餌を捕食することが挙げられる。軸足は細い針状の仮足で、その表面には細胞質が流動しているのが見られる。軸足の芯は微小管が束になったものである。このように、芯がはっきりした仮足であるので、特にこれを軸足(または有軸仮足)と呼んでいる。微小管束は鞭毛軸糸で有名な9+2構造ではなく、不規則なものから非常に精巧な幾何学的配置をとるものまで多岐にわたっている。軸足に触れた餌は接着し、その後軸足が収縮したり軸足に沿って輸送されたりすることで引き寄せられ、食胞に取り込まれる。軸足上には放出体(突出体、extrusome)と総称されるオルガネラがあり、これらが捕食の際に内容物を放出して餌の運動性を止めたり接着したりするのに働いていると考えられる。
一方通常見られる運動は、ゆっくりと軸足を動かすようなものである。種によっては表面に珪酸有機物などでできた殻を持ち、その表面の隙間や穴から軸足を出している。また、殻に柄があって、それによって基質の表面に付着して、固着性の生活をしているものもある。たいていは、水草や、それに付着するさまざまなものに引っ掛かるようにしている。
無性生殖は、分裂による。細胞全体が大きくくびれるように分裂するのが観察されている。一部の種では、分裂した片方が鞭毛細胞となって泳ぎだし、他の場所で普通の姿になる、という繁殖法も観察されている。有性生殖としては一部の種で、一個体の細胞が二つに分かれ、それぞれに減数分裂を行った後にそれらが融合するのが観察されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「太陽虫」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heliozoa 」があります。




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