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タイワンマス(台湾鱒、学名:''Oncorhynchus masou formosanus'')とは、台湾に自然分布するサクラマスの亜種。サラマオマス(Saramao masu)とも呼ばれる(タイヤル族サラマオ村落の鱒」の意)。中国語では桜花鉤吻鮭という。 北半球に生息するサケ科魚類中で最も低緯度地帯(亜熱帯地域)の台湾に生息することから、学術的にも貴重な魚類。1917年に青木越雄により発見され、青木越雄の直属の上司の大島正満と魚類学者D.S.ジョーダンにより1919年に論文発表された。 約5万年前の氷河期時代に台湾海峡を寒流が南下していた頃に遡上をしていたが、何らかの理由で陸封され残ったと考えられている。 == 特徴 == すべてが河川残留型(陸封型)で、水温15℃以下の台湾の河川にのみ分布する。全長30cm。4年程度の寿命と考えられている。ヤマメなどの他の河川残留型(陸封型)よりもやや小さく、黒っぽい体色。体の側面には、側線状に9個の黒斑(パーマーク)があり、背面よりのは11 - 13個の黒点がある。 産卵期は10月中旬から11月中旬で、成熟雌の孕卵数は200 - 500粒、卵化水温は12℃以下が必須条件。 産卵から約20日で発眼し、11月末には孵化する。1年で体長約14cmとなり、雄は当歳魚から成熟し、雌は2年目から成熟開始し産卵をする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タイワンマス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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