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タウンくるの歌 ( リダイレクト:タウンくる ) : ウィキペディア日本語版
タウンくる[うた]

タウンくる(別称 ''Community Bus By Keihan'' )とは、大阪府守口市門真市寝屋川市四條畷市大東市で運行している京阪バスコミュニティバスである。
開設当時は寝屋川地区のタウンくるは交野営業所が、守口地区のタウンくるは門真営業所がそれぞれ管轄していたが、現在は全路線寝屋川営業所が管轄している。
運行は全路線京都京阪バスに委託され、全て専用の小型車で運行している。
== 概要 ==
タウンくるは、京阪バスにおけるコミュニティバスの最初の例である。その運行に際しては、当初守口市と同市内においてバスの利便の提供できなかった地域内でのバス路線のあり方を協議した上で、2000年12月1日より段階的に試験運行を行い、実現したのが八雲北ルートである。
開設時は、カード・回数券・定期券等が一般路線と区別され利用できなかった。寝屋川音羽町線の開設時より一般路線と共通化され、コミュニティバスでありながらも、専用車両を使用することと、150円という特別運賃であること以外は、利用客にとって一般路線と変わらない。
南部ルートに関しても後に守口南部線の再編に際し、『くるっとBUS』としてその成果を見ることになる。詳細はくるっとBUSの項目を参照。
* 試験運行を行ったルート
 * 八雲北ルート(2000年12月1日より1年間)
 *:現在の守口北循環線・八雲北ルートと同一のため、下記を参照。
 * 東部ルート(大循環)(2000年12月1日より1ヶ月間)
 *:地下鉄大日北口(現在の大日駅交差点ではなく、大日交差点の北東側の府道13号線沿いの停留所であり、1982年までの停留所名は「三洋電機工場前」であった場所。大日駅開設により廃止)→ 梶郵便局 → 東部公民館 → 藤田町 → 東公民館 → 大久保町 → 梶公園 → 地下鉄大日北口
 * 東部ルート(小循環)(2000年12月1日より1ヶ月間)
 *:地下鉄大日北口 → 梶郵便局 → 梶児童遊園 → 梶公園 → 地下鉄大日北口
 * 南部ルート(こちらは、2001年1月16日より1ヶ月間)
 *:京阪守口市駅 - 大宮東 - 菊水老人センター - 寺方本通 - 錦団地南
守口市北部のうち大久保地区におけるコミュニティバスの運行は、上記の車両のうち、当時運行されていて乗降客数の芳しくない寝屋川北部線13号経路(寝屋川市駅前 - 摂南大学 - 仁和寺団地 - 仁和寺 - 大久保 - 古川橋駅前)の代替として、運行経路を見直し、2002年より一年間の試験運行の末、本格運行されることになった。
寝屋川市においても、2003年4月1日の京阪香里園西口駅前広場供用開始に際して、寝屋川市駅から香里園駅を結ぶ寝屋川音羽町線を開設する。この路線は香里園・寝屋川市といった京阪電鉄の中でも比較的乗降客の多い駅と、マンションが林立し、平和堂アル・プラザ香里園店やイオンモール寝屋川のような大規模商業施設が近隣に立地するルートを、できるだけ短い時間で結ぶ為に小型車を活用した。
多くのコミュニティバスの客層は交通弱者と呼ばれる高齢者等が殆どであるが、この路線は駅から徒歩圏・自転車圏が殆どであるにもかかわらず、若年層・青年層も多くが利用し、ほぼ全便で、一便あたり10名以上の乗客を数えるなど成功した路線ともいえる。収支状態が良好で、補助金の交付はない。
路線開設後も沿線には、大型商業施設ホームズ寝屋川店や寝屋川生野病院が立地、超高層分譲マンションの建設や団地の建替も行われている。徒歩圏・自転車圏である上、利用のしやすい公共交通が整備されたことは、地域に与えた影響も大きく、これからも乗客の増加が見込まれており、2012年2月には30分間隔から20分間隔へ増発され運行時間も拡大した。
2004年にタウンくる全路線を、既に子会社である京阪シティバスに運行を委託した寝屋川営業所に移管する。
以前より路線開設の計画があったものの、警察協議により大型バスの進入が認められず、路線開設ができていなかった萱島西地区と南部の河北地区にも同様の車両を活用して、路線を開設を要望し実現したのが寝屋川市内線の黒原ルートと木田・河北ルートである。2006年8月28日に開設された。この2つの路線はバス空白地域の解消を目的にしている為、赤字の発生した場合は市からの補助金が交付される。
木田・河北ルートは、一般路線で乗降客数の少ない32号経路(寝屋川市駅 - 巣本 - 四条畷駅)を廃止し、渋滞の少ない市道にルートを移し、萱島駅を経由して河北地区に向かう。堀溝地区からの直通は残され、新たに河北地区に乗り入れることになった。四条畷駅方面へは33号経路が運行されている。
木屋ルートでも、一般路線の乗降客数の少なかった27号経路(寝屋川市駅 - 太間口)を廃止した後に、石津 - 太間口を除く区間で同路線が乗り入れ、更に緑町中心部や市立総合センターから木屋地区・京阪香里園駅を結ぶようにして、一般路線が廃止された区間からバスがなくならないようにする工夫を行っている。尚、木屋ルートはタウンくる最長の路線である。また木屋は戦後暫くまで京阪バスが国道1号に一般路線を走らせていた(廃止時期不詳)が、路線の廃止により交通空白地域となった。木屋地区の京阪バスの乗り入れは、上記の路線廃止以来となる。
タウンくる化することにより、渋滞を避け、運行間隔がわかりやすくなった。停留所の位置が利用しやすくなり、運賃も下がり便利になり乗客も増えた。しかし、補助金が出ている状態であるので、寝屋川市議会では乗客を増やす工夫を行い、補助金を減らすようにと発言されている。
また、2014年4月1日より、京阪シティバスが京阪宇治バスに吸収合併された関係上、運行委託先を合併を機に京阪宇治バスから社名変更した京都京阪バスに変更している。
2003年頃に国土交通省より、「導入効果の見られたコミュニティバス」にリストアップされた(参考文献より)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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